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異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
堕天使降臨
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55話 王城潜入

俺が罪花に闇魔法を教え、部屋に帰した頃には夜になっていた。

俺達はルーカスの夕飯を一緒に食べそれぞれの部屋に戻った。

そして、俺は部屋で黒フードと満月のペンダントを付けていた、そして変身した。

今回の変身は前に変身した長身の男だ


(よし……これで大丈夫か……あとは隠密を使って……サクヤ、案内は頼んだ。)


『分かりました。この宿屋より西に下水道入り口、その中の案内と隠し扉、隠し通路、勇者の部屋への道、全て案内させて貰います。』


(ありがとう、サクヤ)


俺はそう会話した後、宿屋から出た……そしてサクヤの案内され、下水道の入り口に来た。

下水道入り口は他の場所より低い場所に作られており、扉などもされていない。

サクヤ曰く、たまに下水道掃除の依頼を冒険者ギルドに出すからその為らしい。


(下水道の割には匂いも薄いんだな……それに……今まで何の疑問もなかったが……この世界……下水道設備整ってるんだよな……凄いよな……)


『下水道に使える魔道具を神が偶然を装って見つけさせまくった時代がありました、その効果によって、下水設備が整っているのです。自分の世界が汚いのは嫌ですからね、あっここから75メートル歩いた先、右に曲がってください。』


(……そうなのか……わかったよ)


中は薄暗くライトの魔法を使い俺はサクヤの案内を聞きながら進んだ。


『到着です、ここの右側の壁を三回ノックした後に床を思いっきり踏んでください、すると隠し扉が開きます。』


(分かった……)


俺はサクヤの言う通り壁を三回ノックした後、床を思いっきり踏んでみた。

カツーンと言う音が響き暫くすると……


ゴゴゴゴゴ


と下水道の右の壁の一部が上にスライドした。


「おぉ!」


俺は声を出してしまった。


『ここが隠し通路の出入り口です。時間が立つと閉まりますのでお早めに入ってください。』


(分かった……)


俺はそう言われ隠し通路の中に入った。

暫くすると扉は閉まった。


(閉まったな……)


『出る時は、壁にある魔道具のスイッチを押したら開きます。ここを道なりに行くと階段があり、そこを登り、壁にスイッチがあるので押すと王城の庭の石像の下に出ます。王城の石像は音が出ない様になっていますので、潜入しやすいです。そちらも時間で閉まります。』


(分かったよ)


そうして俺はサクヤに言われた通りに進み、階段を見つけ、そこから王城の庭に出た。

数分すると石像が音もなくに隠し通路を隠してしまった。


(……やけに簡単に潜入できたな)


『私が優秀だからです。では勇者の部屋に案内しますね』


(待ってくれ、考えて無かったが前みたいに隠密を見破る奴が居たら大変だな……)


『安心してください、そう言う者達は王の近くの者以外、全員魔王探索に出ていますので、滅多に見つかりませんよ。』


(なら良かった……)


『では、改めて勇者の部屋への案内です。勇者の部屋は王城二階の一番奥の部屋です、勇者は現在、訓練所で剣の素振りをしています。』


(分かった)


そう言われ、俺は歩き出した。

数人の兵士とすれ違ったが誰も気づかなかった……隠密凄いな……これだけでもかなりのチートなんじゃないか?

そんな事を思いながら歩いていると勇者の部屋に着き、扉を開けた。鍵などはかかっておらず、すんなりと入れた


(……鍵は掛かってないんだな)


『一応鍵が掛かっていた場合は鍵開けの魔道具を勧めるつもりでしたが……』


(まぁいいか……入るか……)


そう思い俺は勇者の部屋に入った。

部屋の中は豪華でホテルのスイートルームを思わせる感じだった……ソファーやダブルベッド、机やクローゼット、高そうな絵画などが飾られていた。


(本当に簡単に入れたな……後は勇者を待つだけだな……)




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