52話 説明漏れ
昨日は寝落ちしてて小説を投稿する時間が少し遅れました。すみません。
部屋の扉を開けるとそこには罪花がいた。
「……何か用があるのか?」
俺はそう罪花に訪ねた。
「……あの……お金とかって……どうしたら……それに……どうしてここまでしてくれるの……?」
と罪花が何かビクビクしながら聞いてきた。
「あー……そいやお金の事、考え忘れてたな……そうだな……罪花がステータスを偽装出来る様になって、働き始めて、また会ったらその時返してくれ……大体3食と顔を洗う水とか含めて2600リアくらいだから……一応他にも使える様に500リアくらいは渡しておく。飯の時には俺が部屋ノックして呼ぶから」
と俺は500リアを罪花に渡した。
「……ありがとう……お金の事は分かったわ……でも、どうしてここまでしてくれるの?」
と罪花に聞かれた。
「あー……罪花は逮捕されたら堕天使って貴重だから、実験や兵器にされるんだよ、だから国に滅んで欲しくないから……かな……」
そう言うと罪花は少しビクリとした……
「実験に……兵器にされる……そんな……」
少しショックを受けている様だった……知らなかったら自分がそうなってたんだもんな……そりゃショック受けるよな……
「あー……まぁ、そうならない為に偽装とか教えたり保護するんだ……だから気にするな」
「……そう、分かった……わ」
そう返事すると罪花は部屋に帰っていった。
俺は扉を締めてベッドに戻り寝転んだ
(……堕天使は生きづらいんだな)
『……そうですね……堕天使は天界で何かしらの悪さをして落とされた天使など言われています……ですので罪人扱いで知られたらこの世界の住民は容赦しないでしょう』
(……あんな少女がどうして堕天使になったかは知らないが……まぁなってしまったのは仕方ない……そいや街に入る時の身分証明書とかどうしたんだろうか……)
『……勇者のパレードを見ようとする客達の忙しさに兵士達の審査が雑になっていました。なので通れたのかと』
(そうか……偽装出来る様になったら王都の冒険者ギルドに連れて行くのも必要だな……)
『そうですね』
(偽装魔法は……)
『偽装魔法は私の補助がない場合、文字の書いてある紙を使って覚えるのが良いですね、それに別の文字のイメージと変われと言う意思と詠唱を何度かしていると覚えられます。』
(そうか……しかし本当にサクヤは便利だな……呪文の補助もできるし)
『私は白夜様の頭に直接情報や声を送って居ます。ですのでイメージを送るくらいは造作もありません。』
(……本当に頼もしいな、サクヤが人だったら俺はずっと頼ってるかもな……まぁ、人じゃなくても頼ってるが……)
『…………そう、ですか……人ですか……』
(ん?あぁ、サクヤ見たいな人と一緒にいたら俺は頼ってしまうんだよ……自分がするよりその人なら確実だと思ってしまうから……まぁ、でも頼り過ぎたら呆れられるけどな)
『なるほど……白夜様、私は人ではありませんがどんどん頼って貰って良いですよ、私は呆れたりしませんし、何でも出来ます、一生白夜様のそばに居ますよ』
(そうか、ありがとうサクヤ)
そんな風に俺はサクヤと雑談していた
本当にサクヤは頼れるな……




