51話 サクヤへの相談
俺はとりあえずスキルの取得法とルーカスに部屋をもう一つ取る事を伝え、罪花を借りた部屋に行く事、スキルを覚えてる間、部屋からあまり出ない様にと伝えた。
そして俺は自分の部屋に戻りベッドに寝転がりサクヤに話しかけた。
(しかし堕天使か……保護の後はどうするか……サクヤ、どうしたらいい?)
『彼女の能力ですので……鑑定系の仕事をさせるのが良いと思います。』
(そうか……しかし転生者ってのは厄介事しか起こさないんだな……)
『……この世界が転生者用の都合のいい世界ではありませんので……都合の良い世界でしたら今頃、白夜様は王様辺りにも情報を売りに行けてますよ。』
(……そうか)
『さらに、転生者はそう言う厄介な職業に憧れます……ですので転生者が増える毎に厄介な事が起きる可能性があります。』
(……自分の居る所まで被害が起きたら嫌だな)
『……今の所二回被害にあっていますがね』
(はぁ……そうだな……情報屋も情報屋でも売れる情報が少ないし……売る相手も口が固い人を選びすぎた……もし、保護が終わったら冒険者辺りに自分から売りに行くか……?)
『……白夜様が良いならそれで宜しいかと』
(まぁ、これは最終手段だな……保護の間、何も起きないといいな……)
『そうですね……部屋からあまり出ない様には伝えましたが……口約束ですので守るかは分かりません……』
(何も起きないように願うしかないな……)
俺がそんな事をサクヤと話していると部屋の扉が叩かれた。