堕天使の書5 堕天使、保護される。
間違えて二話送ってしまった。
〜神下 罪花視点〜
我が自己紹介をすると
「……その堕天使ってのは何だ?」
と白夜に聞かれた。
……まさか、我が堕天使だと気付いてなかったのか?
「堕天使は堕天使よ、我は堕天使なの」
と我は答えた
「そ、そうか……」
と彼は何か引き攣った笑みを浮かべて答えてくてくれた……すると暫く無言になっていた……
「……我が堕天使だと知って驚いて声が出ぬのか?」
もしや変な事を言ったと思って我は訪ねた。
「……いや、えっと……何て呼べば良いかな?」
「白夜の方が年上である、罪花で良い。」
「あー……罪花が本当に堕天使ならかなりまずいなぁ……って」
冗談だと思っているのだろうか……?それに何がまずいのか?
「……我は本当に堕天使であるぞ?それがどうした?」
「それがまずいんだよ……堕天使なんて国が見つけたら即……あー逮捕見たいな感じで捕まるんだよ」
我は驚いてしまった……
(逮捕って何……!?堕天使って居るだけで捕まるの!?本当なの……?)
そんな事を考えていると頭の中に無情にも嘘ではないと浮かんできた……
「……それ、本当……なの……ね」
「……あぁ」
(……これからどうしたらいいのかしら……我が堕天使である事は我の姿を見れば一目瞭然……だが見つかったら捕まる……この人なら……何か知っているかしら……?)
「我……どうしたらいいの?」
と聞いた……頼り過ぎだけど今は白夜しかこの世界で頼れる人が居ない……
「あー……」
と白夜は黙ってしまった……質問ばかりで気に触ったのだろうか……それとも何か考えてくれてるのだろうか……でも、彼も転生者だし……何も知らない可能性もある……でも……この人しか……頼れない……
「……また黙ってどうかしたの?」
と我は急かしてるかの様に聞いてしまった……
「いや、一つだけ、助かる方法がある……最低でも100日ほどかかるが……罪花を保護して俺がステータスを偽装できる魔法とスキルを教える……って事かな」
最低100日……保護……偽装魔法……スキル……これも本当なの?何もなくて出鱈目を……言う人では無いわよね?
嘘ではないと頭の中に浮かんできた。
「……本当みたいね……少し考えさせて。」
100日もこの人のお世話になる……同じ転生者ってだけで赤の他人の男の人に……何かされないだろうか……でも本当の事は言っているし……でも……大丈夫なのかしら……?信じるしか無いわね……
「……分かったわ……暫く宜しく……ありがとう、白夜」
私は彼に保護される事になった。