堕天使の書2 第三の転生者
〜神下 罪花視点〜
我は目を覚ますと森の中に居た。
「……えっ」
我は困惑していた。
我の眼帯や闇の衣などはいつも通りなのだが……森の中で寝た記憶はない……体や左目にも違和感を感じる……本当に転生したのか……?
……あのお爺ちゃんは本当に神様だったの……?
(いや、我は信じぬ、あの者が神だと信じぬ……だが、我のこの状況は何だ……いや……でも……落ち着け……状況を整理しろ……深呼吸して……)
我は深呼吸して考えた。
……神はステータスや色々あると言っておったが、試してみるか……そうしたら分かるかもしれない……
「〈ステータス〉」
我は神に言われた様にそう言ってみた。
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名前 神下 罪花
年齢 14
性別 女
状態 健康
種族 堕天使
職業 堕天使
体力 2000
魔力 40000
体質スキル
「堕天の翼」
「光への反逆」
特殊スキル
「邪竜眼」
称号
異世界転生者
堕天使
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すると目の前に薄い板に情報が書かれた物が現れた。
私、本当に転生したんだ……本当に堕天使になっている……そう認識すると、私はその場に膝から崩れ落ちた……
目からは涙が出てきた。
(もっと地球でしたい事あったのに……帰りたい……お父さん……お母さん……)
そんな事を思っていると泣いてしまった……
数分泣いて涙が枯れてきた頃には冷静になり
(……だけど死んでしまったのは仕方無い……本当に堕天使にもなれたし……この世界では早死しないように頑張ろう……)
と、だいぶ混乱は治まった……
(いつも通りに行こう……我は堕天使……我は堕天使……うむ!我は堕天使!)
と立ち直った。
(しかし我が封印されし邪竜眼が疼く……目覚めたか……)
そう言い我は眼帯を外した。
すると
『何を見るか指定してください。』
と声が聞こえてきた。
(くくく……なるほど、封印されし邪竜が語りかけてくるか……何が見たいか……か……我が今どんな姿なのか見たい。)
そう言うと頭の中に我の姿が映し出される。それを見ると左目が紫色になっていた、左目以外はいつも通りの自分だ、眼帯にカチューシャに白メッシュを入れた黒髪ロングの髪の毛、闇の衣、ブーツ
(うむ、指定した物を見れる能力か……堕天使になったが変わらぬか……閉じる時はステータスと同じかな……)
と、我は素で考えてしまった……
閉じろと念じると我の姿が消えた。
そうして確認を
(ふむ……なるほど、我の力は把握した……とりあえず西に向かうかの……我の同胞が居る街があると言っておったからの……)
そうして我は西に歩き出した。
第三の転生者は
困惑すると素が出る中二病女の子です。
素の場合 私
通常 我
体質スキル
『堕天使の翼 種族 堕天使の時に現れるスキル 使用すると黒い翼が出る。』
『光への反乱 種族 堕天使の時に現れるスキル 光 聖魔法が使えない。』
特殊スキル
『邪竜眼 全てを見通す眼 神によって改良され見通す情報の制御、見やすさ、使いやすさなどに細かい設定が改良されている。千里眼、地形把握、ナビゲートなどの使い方もできる。未来すら見通し未来予知も出来るが、予知通りにならない様に行動もできる。』
『千里眼 見たい物を頭の中に映し出してくれる』
『地形把握 頭の中に自分が見たい地形を見やすいように映し出す。』
『ナビゲート 自分の行きたい場所に案内してくれる』