表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
王都メザイヤ
54/174

45話 魔王城の情報

45話 魔王城の情報


俺はマリド伯爵の部屋に転移した。

座っていたマリド伯爵は俺を見てかなり驚いていた。


「月の雫を持ってきた……ネ」


「あ、あぁ……ムーンか……一瞬悪霊か何かかと思ったよ……」


「……そうカ……特別に情報料は今回はいらないネ、凄いネタだヨ」


(今回は自作自演だから金を貰うのはな……)


「あぁ……どんな情報だ?まさか魔王城の場所とかだったりして……」


「おぉ、まさにその通りだヨ、今回は魔王城の場所の情報を持ってきたんだヨ」


「ッ!?……何故私に?」


「それはお前の領地内で見つけたからだヨ」


「ぐっ……痛たたたた……」


そう言うとマリド伯爵は胃を抑え始めた


「……お大事に……ネ、とりあえず話を続けると、魔王城はここから南の森のさらに奥にある……ネ、建築中だから攻めるなら今だヨ」


「あそこは平和で広いから見落としてる場所があったか……そして建築中か……助かる……」


「それじゃ、今回は早めに帰らせて貰うヨ」


「あぁ、ありがとう……」


「それじゃあ……ネ」「〈転移〉」


俺は屋敷から転移して魔王城のある場所に戻り変身を解いた。

そこでは暇そうにしてるジャックが待っていた。

俺はジャックに話しかけた。


「とりあえず、情報は流してきた、あと……」


『準備など合わせて二週間くらいですね建築途中の魔王城を攻めれるチャンスを逃すわけありませんので』


「二週間くらいで勇者は来る、それまではここで待機、来たら……適当に魔王っぽい演技をして負けるか負けた振りをしてくれ……」


「分かりました……ふふふ……」


「……何かここに居る間して欲しい事はあるか?」


「はい?あぁ……そうですね……暇潰しに話し相手にでもなって貰えると嬉しいですね」


「あぁ、頼みを聞いてもらってるしそれくらいなら……分かった」


こうして俺はジャックと話したり、宿屋で休んだり、勇者が魔王を倒しに行くパレードを見たりして数日過ごした


そして宿屋で休んでいた昼辺り


『もう一日辺りで魔王城に勇者が来ます。白夜様』


(そうか……頼むぞ……ジャック)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ