表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
王都メザイヤ
45/174

37話 ハルバード侯爵3

俺は突然部屋に現れた少年を見ていた


(……こいつ……まさかムーンか)


「……情報屋ムーン……ネ、今日は報酬を貰いに来たヨ」


やはりムーンだった……どうやら報酬を貰いに来たらしい。


「……どうやって、私の部屋に入った?」


「……秘密……ネ」


(これがシルビが言ってた空間魔法か……)


「さて、報酬の話に戻る……ネ、情報、正しかった……ロ?」


「あ、あぁ……確かに当たっていた……感謝している……」


「それは良かったヨ……で、報酬はいくら払う……ネ?」



「……あぁ、そうだな……あれを放置してたら私の領地は餓死の死亡者が大量に出ただろう……情報量として5万リア……でどうだ?」


俺はわざと適正価格より少なく提示してみた。


「そう……ネ」


とムーンは少し考えていた。


「うん、その額でいいヨ」


とムーンは言ってきた


「……そうか……少し待ってろ」


俺は自室の金庫から五枚の白金貨を取り出しムーンに渡し、ムーンが受け取りポケットに閉まった。


「それじゃ、またネ」


とムーンが帰ろうとする。


「待ってくれ」


俺はムーンを引き止めた


「ん?どうした……ネ?」


とムーンは振り返った。


「……お前の情報収集方法もお前の身元も知らないが……お前のその能力を気に入った。俺の部下にならないか?侯爵家の部下だとそれなりの地位も手に入るぞ?」


と素直に言ってみた。


「断る……ネ、ワタシは何処にも仕えない……ネ」


〈転移〉


そう言いムーンは消えていった。

俺はムーンが消えた場所を茫然と見ていた……


「地位も金も目的ではないか……あいつは何が目的なんだ……」


俺は自室で布団に入りムーンについて考えていた。






報酬の額を変更しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ……ネ この「…」←いる?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ