村雨の書3 村雨守の野望
〜村雨 守視点〜
俺は今、王城の庭で剣の修行をしていた。
俺は捕まった後に目を覚ますと牢屋にいたが、そして兵士に色々怒られ、ステータス強制的に見る魔道具で兵士がステータス見ると怒っていた兵士が驚愕していた。
すぐに偉そうな兵士に連れられ俺はいかにも王様って格好の人と豪華な服を着た神官っぽい人のの前にいた。
そして王様っぽい人が
「こいつは勇者だから殺すに殺せない、そして勇者もそのスキルを使うのは初めてだったらしく仕方無い」
「だが……聖剣を持ち出すスキルなど言語両断……捕縛して教会で管理した方がいい」
など色々口論していた。俺は混乱していてほとんど聞けてなかったが……後から聞いたが聖剣を持ち出すのは重罪らしく、本来なら処刑だったが、王様が教祖様と交渉して何とか王城で引き取ったらしい。
俺は、最初の印象こそ最低だが……きっとこれからスキルで無双ハーレム展開が……と考えていたが、緊急時以外、スキルを使う事を禁じられそれ以外使ったら即捕縛で教会送りらしい。
そして剣の腕前を見たいと兵士と軽い模擬戦をさせられたが、下級兵士にすらボコられ、王様には弱すぎて驚かれ、俺は王城に来てから兵士達より下の基礎訓練をさせられていた……
ただ剣を振り、型を覚え、武器の重さに慣れ、走って体力をつけ、兵士達と同じ食事をし、夜になると与えられた兵士と一緒の部屋で眠る。
そんな毎日の繰り返しだ……ハーレムとも無双とも程遠い……
さらに、兵士達も王城の下働きの人達も勇者だからと好奇の目で俺を見てく話しかけようにもどこかぎこちない……孤独だ……
だが!俺はいつか魔王を倒して!見返してやる!俺は強くなって!ハーレムしてやる!きっと勇者だから剣の才能とかあってめっちゃ強くなるはずだ!
そんな事を考えながら俺は今日も剣を振る。
待ってろよ!魔王!俺の無双ハーレム踏み台になれ!
※ただし魔王は居ない




