3話 マリド支部冒険者ギルド
設定資料 値段などは更新など何度かする予定
俺はマリドの街中を革鎧の兵士ヘンリーと一緒に歩いていた
すると突然パンの看板のある家を指差し
「あっ、あそこのパン屋美味しいんっすよね、入場料とか払い終えたら今度行くのをオススメするっす!」
など色々な所を教えてくれる。
『確かにあそこのパン屋は評判がいいですね ですがあそこはたまに小麦に粗悪品が混じっています。』
何故かサクヤが張り合っていたが…
そうこう案内されていると
ヘンリーが剣と杖が盾の上でクロスするよう書かれた看板がかけられている2階建てくらいの少し大きめの建物の前に止まり
「ビャクヤさん!着いたっす!ここが冒険者ギルドっすよ!」
と言った
「何か困った事あったら頼ってくれるといいっす!こう見えてこの街のことは色々しってるっすから!」
『私の方が知っています。』
俺は苦笑いしながら
「あぁ、ありがとう、それじゃあまたな」
ヘンリーへ手を振る。
「うっす!また会えるといいっすね!」とヘンリーは手を振り返して仕事場に戻っていく。
『あの人に頼る事はありませんよ、私が居ますから』
……どうやらサクヤは情報を教えたり案内に関しては少し嫉妬深いらしい
冒険者ギルドの扉を開けると
受付嬢がいるカウンター
丸机と丸椅子が並べられてキッチンが見えるようになっている場所や
紙が貼られた掲示板などが見えた
あぁ……ゲームとかでよく見る冒険者ギルドだ……
そう思いながら俺は受付へと向かい。ニコニコしてる黒髪ぱっつんの受付嬢へと話かける。
「すみません」
「ようこそ、マリド支部冒険者ギルドへ、依頼ですか?登録ですか?身分証明書ですか?」
「身分証明書です。田舎者でして初めてなのですよ…」
「分かりました。ではお名前 年齢 性別 職業 スキルをお見せください。」
「はい」
俺はステータスを開いた
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ステータス
名前 ビャクヤ
年齢 20
性別 男
状態 健康
種族 人間
職業 旅人
スキル
「料理」
「鑑定」
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「旅人ですね 分かりました。料理と鑑定スキルがあるので宿屋や料理屋などの募集や下働きでしたらすぐに見つかりそうですね、ではでは血を1滴または涎などをこのカードに垂らしてください。」
『不死身ですので血を出してもすぐ回復します。それを怪しまれそうですので唾などをオススメします。』
「料理などする時に血が出てたら困るので唾で」
「分かりました」
と言うと受付嬢はカードを出します。
そこに唾を垂らすと
カードに文字が浮かび上がった
「はい、登録完了です。このカードは紛失した場合罰金として15リアかかりますのでご注意ください」
(そう言えばこの世界のお金の単位聞くの初めてだな……入場料いくらか聞くか忘れてた……)
『入場料はこの国ではどの街も25リアです。1リア10円だと思って下さい一 鉄 十 銅 百 銀 千 金 万 白銀十万ミスリルで出来ています。身分証明書には入場した日が記録され120日の間は無料で出入り出来るようになります。そして住人は○○の住人と出るのでその場合は無料になります。』
「分かりました。そう言えば何故冒険者ギルドで身分証明書を発行しているのでしょうか?」
「身元不明の人などは危ない人がたまに交じるため冒険者ギルドで決まっているのですよ それにギルドではそういう人でもレベル1の雑用系の依頼なら受けれるシステムなのですよね だからそういう人には冒険者ギルドはいい場所なのですよ。」
『私に聞けば宜しかったのに……』
「そうなのですね、ありがとうございます。」
「どういたしまして、依頼などはあそこの掲示板に書いてあるのでそこから持ってきて下さい。」
「はい、分かりました」
こうして俺は身分証明書の登録を終わらせ依頼を取りに行くのであった。