閑話1 宿屋ネルゲ ルーの日記1
ツチエル29日
今日、お母さんが転びそうになってお父さんが受け止めて手を怪我した。
ソラエル1日
今日、お父さんがギルドに依頼を出してきた 私の昨日の働きを見て私一人じゃ荷が重いと思ったのだろう……
ソラエル3日
ギルドからの人が来た。少し背が高く黒髪で平均的な顔をしている青年だった、名前はビャクヤと言うらしい。故郷の料理を作っていた、美味しかった。
ソラエル4日
ビャクヤさんは今日も働いていた。
しっかりと働く働き者だ、さぼらなくて良かった。
ここから数日は同じ様な事が書かれている。
ソラエル8日
今日はルーが水を持っていった、ビャクヤさんの部屋の前に立つと話し声が聞こえた……良くは聞こえなかったが独り言の様だ……少し不気味だ……
ソラエル11日
独り言が聞こえなくなった。
ソラエル12日
今日はビャクヤさんの仕事の最終日だったが お父さんがまだ続けないかと交渉して続ける事になったらしい。
ソラエル13日
ビャクヤさんは今日はおやすみだった。ここ数日、この忙しさにも慣れ鍋を回すのも慣れてきて、かなり対応できるようになったから抜けても大丈夫だ。…………ビャクヤさん、夕方くらいにやけに早足で私に気づかずに部屋に戻って行ったなぁ……
ソラエル14日
ビャクヤさんは今日から仕事を再開した。昼に休みを貰ったらしい。
だけど行動が前の時より不審だった…仕事中に少し考え事をしてて食材を焦がしかけたりしていた。部屋の前に行くとまた独り言が始まった。
数日間程ビャクヤを観察していて不審だった事などの内容が書かれている。
ソラエル26日
明日の夜、ビャクヤの部屋に行ってみようと思う。
何か休みの日に薬とか何かに手を出したのかもしれない……
※11に聞こえなくなったのはサクヤが盗聴に気づき脳内会話をする事を推奨した 14からの独り言は詠唱の練習。
体調崩してるので軽く閑話を書きました。