表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
転生者村
169/174

111話 転生者村への道中1

思ったより書きたいことが多くて二つに分けることにしました


「よ……」


「お兄さん!!」


「ちょ……叶」


「うわっと」


俺は声をかけようと二人に近づくと

声をかけるよりも早く罪花にしがみついてた叶が罪花の腕を離し俺の方をに気づいてこっちに凄い早さでやって来て抱きついてくる

凄い力だ……身体から何かミシミシ聞こえてくるような気がする、周りの視線が痛い


「おぉ、待たせたな」


俺は抱きついてる叶を肩を持ち少し軽く離そうとした……でも離れなかった……叶の力が強すぎる

叶は満足したのか俺から離れると


「うん!」


叶は余程俺に会えたのが嬉しいのか笑顔で俺の方を見る……まだ十数分離れたくらいだけなんだが


「はぁ……はぁ……追い付いた、急に走り出して、びっくりしたわ」


その後すぐに息を少し切らせた罪花が合流した


「罪花、大丈夫か?」


「えぇ……大丈夫よ……」


それにしては罪花はかなり疲れた様子だが、十数分だぞ……?そんなに疲れるか?本当に大丈夫だったんだろうか


「……本当に大丈夫か?」


「……腕が少し赤くなって痛いのと……さっき"変な人達の視線を感じる"って叶が殺気?みたいなのを出したら辺りの人達が突然、怯えたり青ざめたりし始めて、急いでその場を離れたりしたわ……その後は視線を感じなくなったらしいけど」


十数分離れただけで、大分なにか起きてたんだな……しかし視線か何の視線だったんだ?


『腕は……若干骨に響いてますね、視線は侯爵家の見張りですね、殺気を受けてこちらに気づかれているから追跡不可能と報告と称して逃げたみたいです。ただ、恐らくその分店の方が見張りが強くなりそうですね』


(……そうか、見張りの事とか考えなくても良かったな、店の方は人形は大丈夫かな?腕は……)


『はい、見張り達にはバレてませんよ、腕は、回復魔法を使ってしまえばいいですよ』


視線の事を考えるとサクヤが即教えてくれた、店の方が少し厳しくなるらしいが、問題無いらしい


「まぁ、腕以外は大丈夫っぽいな……腕は回復魔……そういえば……」


『堕天使にも回復魔法はかけても大丈夫ですよ、聖と光ではないので』


「そう言えば?」


「いや、何でもない……回復魔法を使うぞ」


「お願いするわ」


罪花は腕を捲ってこちらに見せてくる かなり赤くなっている

……俺が久しぶりに回復魔法を使おうとして

あれ?堕天使に回復魔法って良かったっけとか考えようとした瞬間

サクヤが先回りして教えてくれる

こうやって、たまにサクヤは話してる途中に教えてくれるんだよな

俺は腕を出して罪花にヒールをかけると、みるみる赤くなっていた肌は元の色に戻っていく


「ありがとう、ビャ……えっと……」


罪花はお礼を言うと腕を仕舞いながら何か言い淀む

……あっ、昨日変身した時の名前を伝え忘れていた


「エアだよ、エア」


「……ありがとう、エア」


俺は名前を改めて教えると改めて罪花にお礼を言われる

まぁ、それ以外は問題なさそうだし

このまま門を出て村に向かうか


「おう、それじゃ、行くぞ」


「分かった!」


「えぇ」


二人は返事すると罪花は隣に、叶は俺の腕にしがみついてきた

若干だが、力が強いな、確かにこれをずっとしがみつかれてたら痛いだろうな、まぁいいか

余計なことを考えていたが、それを辞めて

俺達は街を門に向けて歩き始める、たまに痛い視線を感じたり、あれは何?とか叶や罪花が聞いてくるのを答えながら

それ以外は特に何事無く門まで付き、門を抜け街道を歩く


エアの名前教え忘れを思い出したのと

叶に身分証が無いことを思い出しましたが

叶の身分証については大方、大丈夫です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ