100話 サクヤの成長
1ヶ月開いてしまい申し訳ありません。
バイト見つかりました。
自室で目覚めた俺は、叶が寝ているのを確認し、洗面所に向かい身支度をした後、部屋に戻り着替えていた、その時
『白夜様、少し伝えたい事と出して貰いたい物があります。良いでしょうか?』
と言うサクヤの声が聞こえた
サクヤがこんな事を頼んでくるなんて初めてだな……
(あぁ、いいぞ)
俺は少し考え、サクヤに返事をする
『ありがとうございます。では先に出して貰いたい物から……白夜様、ペンと紙を出して貰えませんか?』
(構わないが……何に使うんだ?)
『それは出してからのお楽しみです。少々驚かせたいので』
とサクヤは言う
驚かせる?俺は不思議に思いながら紙とペンを机の上に出した
そしてしばらくするとペンが突然ひとりでに動き出した
「なっ」
俺が驚きの声をあげると
『どうでしょうか?私も魔法を使えるようになりました。』
ペンを魔法で操り文字を紙に書きながらサクヤは言う
(凄いな……)
俺はそう素直にサクヤを褒める
魔法が魔法を覚える……そんな事があるのか……
そう考えていると
『これで、私が魔法を覚えていけば、白夜様が詠唱しなくても私が魔法を唱える事が可能です。そして、今使っている魔法を極めれば、絵にも勝る絵を描けるようになったり、他にも色々と用途があります。』
(なるほど……そう言う事か)
と朝で頭が回っていない俺にサクヤは自分が魔法を覚えた時の利点を教えてくれた
俺が無詠唱出来ないがサクヤは自分で魔力量を理解して操作ができるから無詠唱ができる、つまり転移などを一々唱えなくて良くなるのか……確かにいいな
(そうか……本当に凄いな……それで伝えたい事は何だ?)
俺は話を進めるためにそうサクヤに聞いた
『はい、そちらは先程出して貰った紙に書いてみました。読んでみてください。』
(そうか)
サクヤがそう言うので、俺は先程出した紙を見た
ハルバート公爵が色々調べてからこの店に来ようとしています。
恐らく来るのは3日後、それまでに打ち合わせをしましょう。
来る日をずらす事は可能ですが、怪しまれる確率が高くなります。
なので今回で片付けた方が良いです。
と達筆な字で書いてあった、俺は少し驚きながら考えた
ハルバート公爵が来る……?昨日の接客の事か?贋作云々に付いての調査だろうか?
(そうか、教えてくれてありがとう、打ち合わせはそうだな……この件に関しては罪花や叶にも伝えとかないとな……そろそろ起きる頃だ、朝食の時に二人とも話して打合せする、いいか?)
『はい、わかりました。』
「ふわぁぁ……あっ、お兄さん、おはよう」
「あぁ、おはよう」
俺がサクヤの返事を聞くと同時に叶が目を覚ました……俺は叶の朝仕度が終わるまで待ち、その後、朝食を出し、打ち合わせを開始した。
久しぶりに書いたので設定や口調を忘れてしまいそう……
あそこはああなって……
今はあそこはあれをやってて
村はあれで……
サクヤは……
って感じで個別に覚えてたので何ヵ所か忘れてそうで怖いです。