95話 サクヤの思考
三連休、土日、祝日はバイト出ないと行けないのがとてもつらい。
バイト中にシナリオ展開考えていますが、無心になって忘れてしまう事が多いです。
バイト中にメモしたい
俺はその声に固まった
叶は少し匂いを嗅ぐ仕草をすると
「……あっ!お兄さんだ!」
と俺に抱きついてきた
あれ?俺変身といてないよな……
『どうやら、叶様は白夜様の魔力を……魔力の匂いを覚えている見たいです。』
とサクヤが説明してくれた……
(魔力の匂い?何だそれ)
『はい、魔力は匂い、色、感覚など色々で感じれる人が居るのですが、彼女はどうやらその様です。変身では体型を変えたりする事は可能ですが、魔力だけは変えれませんので……』
(つまり……また、俺が情報屋の正体だとバレたのか)
『そうですね』
とサクヤは冷静に言う……
俺はここでサクヤに少し違和感を覚えた……
俺が転移する時、サクヤはいつも周りを検索してくれている……そして、サクヤの予想外の事が起きた場合、申し訳無さそうにする……
だが今回は冷静に言った……
もしかして、サクヤはこの展開を予測していてあえて、転移したのか……?
(……サクヤ、もしかして、お前の知っていたのか)
俺はそうサクヤに聞いた
『……』
サクヤは黙っている
だが、しばらくして口を開いた
『……はい、これが、白夜様に最適だと思い、今回は伝えずに転移しました』
とサクヤは言う
『叶様とはこれから長い付き合いになります。ですが、彼女は依存症で寝ている時以外、白夜様にべったりです。ですので、これからの活動の支障になると思い、秘密を打ち明けざるおえない状況で転移させてもらいました……申し訳ありません。』
とサクヤはさらに説明してきた……
そうか……サクヤが最適だと思ってあえてやったのか……
俺はため息をつき
(事情は分かった、大丈夫だ、だけどこれからはなるべく他の奴にバレない様にしてくれ)
と俺はサクヤに言う
『はい……』
(よし、これで、この話はもう終わりだ)
俺はサクヤとの話を終わらせた
とりあえず、ずっと抱きついてくる叶を離して変身を解除して、事情を説明するか……
「叶」
「何?お兄さん?」
「元に戻りたいから、少し離してくれ」
「うん!分かった!」
と言い叶は離れる
俺は変身を解除する
「おぉ~」
と叶は何故か面白い物をみたかの様な声を出した
そして、変身を解くと
「凄い凄い!これもスキルですか?」
と叶ははしゃいでいた
「あぁ……まぁ、俺は色々なスキルを持っていてな……」
「凄いですね!それで何をしていたのですか?」
と叶はぐいぐいと聞いてくる……俺はこれまでの事を軽く説明していった
「なるほど!お兄さんの夢なら私!応援しますよ!この事は誰にも話しません!」
と叶は説明を聞いてからそう言ってくれた……叶がいい子で良かった
「ありがとう、それじゃ、そろそろ夕飯を食べに行くか」
「はい!」
その後は、夕飯を食べ、一緒に入ろうとする叶を退け一人でお風呂に入り、眠りについた
そうして、俺達の一日は今日も終わっていった。
『白夜様に怒られてしまった……本当に申し訳ありません……今度から絶対にバレないようにしないと……後、あれの練習もしっかりして……汚名返上しないと……』
白夜の寝室では今日もコツコツと音が鳴る
サクヤちゃんに関して少し掘り下げた回です。
色々な場所でも色々動いてますが……メインも進めないとね