94話 勇者の修行 第二段階
『そろそろ勇者……村雨の修行を次の段階に進めましょう。』
俺が店で暇にしてそうにしてると、サクヤから突然話しかけられた
(どうしたんだ、急に……村雨……あぁ、最初の勇者の名前か……勇者が増えたから呼び方を変えたのか)
『はい、村雨がスキルを覚えます。懐かしい人達との再開で鬱は少しは治りましたが、まだ彼の心はトラウマがあります。ジャックを倒すまで治らないでしょう……なので、次の段階に』
(分かった、俺も暇だったし……今夜行くか)
『分かりました、村雨は現在、転生者村に居ます。白夜様が一度行った場所に泊まってますので転移は可能です。』
(そうか、ありがとう)
俺とサクヤはそう話した後、次に覚えさせるスキルを相談し、夜になるまで時間を潰した、そして夜になり、叶が眠るまで待った、叶は俺の部屋で相変わらず寝ている……俺は前に村雨と出会った姿に変身し、ムーンの姿になり、村雨の部屋に転移した
村雨の部屋に付いた
「なっ……」
俺はその部屋を見て驚いてしまった
そこは俺が村を作ってた時に見て回ってた宿屋の部屋の一室だ……そこには光る電球があった……そう電気が通っていた
『転生者の数人が発電機や、配電などをしましたので、この村は少しだけ電気が通っています。』
とサクヤに説明された……凄いな……ここまで出来るのか……電気の光……懐かしいな……
そこでしばらく待っていると部屋の扉が開けられた、俺は演技のスキルを発動した
そして村雨は俺を見て
「うおっ……だ……ムーンか……久しぶりだな……」
と驚いていた
「久しぶり……ネ、修行は順調カ?」
「最初はきつかったが……最近はスキルの発動も早くなり、魔力量も増えた……」
『魔力をまとい続けた効果です。』
「それは良好ネ」
俺はそういう
「今度は何の用だ」
村雨は部屋の扉を閉め、俺にそう聞く
「そろそろ次の段階に進めようと思って……ネ」
「まだあるのか……」
と少し驚いたように言う
「そりゃそうネ……次はその増えた魔力を周りに拡散するイメージをするネ……それを繰り返してたら、あいつの分身を見分けられるヨ」
「ッ!?」
と少し村雨は驚いた
「じゃ、伝えたから、ワタシは帰るネ」
話すことは話したし帰るかと俺は小声で転移魔法を唱えると
「ま、まて!」
と村雨は止めようとする……もう呪文発動してしまったから止めれない……
「じゃあネ」
と俺の部屋に転移した
……軽く教えてきたし大丈夫だろう、と俺は変身を解こうとすると
「……誰?」
と声が聞こえた。
俺が振り替えるとそこには、ベッドから体をお越し、こちらを見ている叶がいた
転生者村には
土木能力(名前決まってない) 地球の知識系能力(名前決まってない) 地球の物を出す能力(家庭科の先生)と居るので割りと充実した村になってます。
最近は商人が来たり、ダンジョン攻略したりと割りと活気に溢れてます。