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異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
情報屋の始まり。
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12話 転移魔法 食料創造魔法

『では、ここから少し先にある路地裏で転移魔法を使いましょう。場所は……私達が最初に目覚めた場所にしましょう、転移魔法の詠唱は〈転移〉です。ですが転移魔法は座標など細かい情報、又はその場所の特徴やイメージなのですが……ただの森の景色なんて覚えれる人あまり居ませんね……私がサポートします。』


(分かった、ありがとうサクヤ……)


俺はサクヤに案内された路地裏に向かいそして周りに人が居ないのを一応確認し人が来ないように直ぐに


「〈転移〉」


と唱えた。

すると一瞬の浮遊感と辺りの景色の歪みと共に辺りの景色が変わる。そして辺りは薄暗い路地裏から森の中へと変わっていた。


『成功です。おめでとうございます。白夜様』


「あ、あぁ……ありがとう……これが転移魔法か……なんか……空間がぐにゃってなって驚いたが……成功してて良かった……」


『はい、空間が曲がるのは空間と空間を繋げてその間に一瞬入るからです。ですのであれは仕方ない事です。』


「そうか……しかし……今考えたが、こんな森の中に来て昼食だと…神様が言っていた魔物とか来ないのか……?」


『大丈夫です。この辺りは出るとしても野生動物や野鳥たまにスライムしか出ない平和な森です。』


「なるほど……だから前に歩いて行った時、魔物と出会わなかったのか……」


『はい、ビビってかなりの量のスキルを頼んでた白夜様が魔物にビビらない様にと神様の温情ですね』


「……そうか」


そう言い俺は地面に座った


『では白夜様、まずは道具創造魔法でお皿を作ってください。そして次に食料創造魔法を使ってみましょう。食料創造魔法の詠唱は〈食料創造魔法 ○○〉です。○○は欲しい料理の名前です。何かリクエストがありましたら私に聞いて下さい、そうしたら検索してお答えします。』


「あぁ……お皿……買い忘れてたな……危うく料理をこぼしかけてた……〈道具創造魔法 陶器の皿〉」


そう言うと真っ白のお皿が1枚出てきた。


「そうだな……何が食べたいか……久しぶりにお米食べたいな……おにぎりにするか……〈食料創造魔法 ツナマヨおにぎり〉」


そう詠唱し皿の前に手を出していると海苔に包まれたおにぎりが出てきた ちなみにツナマヨは俺が好きな具だ


「出てきたな……味はどんな感じなんだろうか……」


と一口齧ってみた


「……コンビニとかのより美味しいな」


『はい、私が食材の情報や調理法などの情報で私が補正をかけ美味しいお米を選ばせて貰いました。言わば私の手作り……いえ、情報作りですね』


何故だが少しドヤ顔をしてる様に感じた……


「あぁ……そうだな……」


そう言う雑談をしながら俺は残りのおにぎりを食べ始めた……途中、俺はガラスコップを出し冷たい緑茶を入れたりしたが特に何もなく食べ終わった

そして緑茶を出している時に考えた事を口に出した


「詠唱長いから出ろとかに短縮か変更って可能なんだろうか…」


『可能です。と言っても詠唱変更や短縮と言うより……追加って形ですがね、日常的にその言葉でその魔法を使うっと言う意志を込めて使っていけば詠唱として追加されます。例えば〈道具創造魔法〉を〈出ろ〉にした場合、前に使っていた〈道具創造魔法〉と言う詠唱も〈出ろ〉も両方使えます。』


「便利だな……」


『メアリア様が比較的優秀な神ですのでスキルに関しては色々便利で使いやすくする為に何年か毎に進化したり更新させたりしてます。』


「そうなのか……神様も気を使ってるんだな……」


『そうみたいですね……』


そんな雑談と食休みを終え俺は立ち上がった


「じゃあ……そろそろ戻るか……服屋でフードを買って……宿屋の部屋に帰ってサクヤとこれからの話をするか……自由時間も出来たしこれから昼は毎日詠唱追加の練習と……そろそろ情報屋として動き始めるか…」


『はい。分かりました、服屋に関してはお任せください。帰るとしたら……現在は最初の路地裏をオススメします。』


「分かった。」


白夜君…サクヤに頼りすぎですね…

まぁサクヤは頼られるの好きだしほぼ確実に正しい事が帰ってきますからね…

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