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異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
第四の転生者“達”
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王の書2 ロード=ハル=メザイヤの悩み2

〜ロード=ハル=メザイヤ視点〜


「はぁ……さて……どうしたものか……」


私は執務室でため息をついていた……

偽勇者を作って数カ月……魔王はまだ見つからず……勇者の実力を隠す為に口封じ、勇者の暗殺を狙う者の排除、勇者に取り入ろうとする者の選別……勇者が居るだけでここまで仕事が増えるとは思わなかった……毎日忙しくて最近……抜け毛も増えるわ……娘も偽勇者にぞっこんだし……父としては正体を教えたいが……王としては勇者が偽物だというのを知る人物は極力減らしたくて教えてはいない……

他にも貴族が勇者への報酬が少なすぎると言う難癖を付けてきたり何人かの貴族が取り潰されたりとこの一年は何かと忙しい……休める日がない……


そんな事を考えながら私はまた作業を再開しようとした……そんな時


コンコン


と私の執務室の扉を叩く音が聞こえた


「失礼します……村雨です。メザイヤ閣下は居ませんか。用事があって来たのですが……」


あぁ噂をすれば勇者が来たか……しかし勇者が訪ねてくるとは珍しいな……普段は打倒魔王の為に訓練や息抜きに城の外に行くだけなのに……


「あぁ、居るぞ……入って良いぞ。」


私はそう言うと執務室の扉を開け勇者が入ってきた


「ありがとうございます……失礼します……」


と勇者は小さな声で話ながらお辞儀をした……


「まぁ、良い、そう小さくなるでない……はぁ……仮にもお主は国の勇者だ……で?用事と言うのは何だい?」


と私は勇者に聞いた。

勇者は最初の頃は部屋を豪華にしろだの色々文句を言いに来ておったが……魔王戦から物静かになり最初の頃の用な我が儘も言わなくなっていたんだが……何かあったのだろうか?


「はい……閣下……私の前世の友人達が転生してきたのですが……大人数で住む場所が無く……この国で養ってもらうか……村を作らせたいのですが……良いでしょうか……?」


と勇者は言葉を考えながら話してきた……

ふむ……勇者の報酬が少ないと言われてた件もあるし……まぁ良いじゃろう……しかし勇者の言う世界の住人達の為か……大人数を養ったりするのは無理じゃな……例え魔王を倒した勇者の友人だとしても何もして無い者達にそこまでやるのは貴族達に文句が言われるじゃろうな……村を作るか……こっちならまぁ良いじゃろ……貴族達も村を作る権利だけなら何も言えまい……


「ふむ……養うのは出来ぬが……村を作るくらいなら良いぞ……手続きは我がしておく。……税金などに関しては……宿が無いと言う事は無一文何だろ……道具なども無さそうだし……追加で村を作る道具と税金を一年は免除してやろう。書類などは手続きしてから渡すからの……ちなみにどの辺りに作るんだ?」


そう言うと勇者の顔が明るくなった……久しぶりに明るい勇者の顔を見たな……


「本当ですか!ありがとうございます!場所とかはまだ聞いてませんが……次会う時に聞いてきます!」


と勇者は元気な声でお辞儀をした


「まぁ、良いぞ……それに村作りは今すぐから始めても良い……書類などは後日、なるべく早く村を作る場所に村作りの道具と使者を送るかの……数日の間、野宿になるが……友人たちには我慢して貰うぞ……」


そう私が言うと勇者は頭を下げながら


「本当にありがとうございますっ!これから友人達に場所を聞くのと伝えてきます!」


そう言い勇者は頭を上げ、私の執務室から慌てて出ていった。

……これで一つの問題が解決してくれると良いんだがの……さて……村を作る為の書類の準備をするかの









ちょっと読んでて疑問に思う人が居ると思うのでここで答えて起きます。


Q.暗殺されそうな勇者が外に出れてる理由

A.勇者を餌におびき寄せてます。


Q.お姫様とか出さないの?

A.女の子の口調や設定作り難しい


Q.生徒会長とか色々な設定はどこで使うの?

A.村が出来たら使う予定です。


Q.ストーリー展開が把握できない

A.まだ情報屋が活躍できる舞台を作ってる途中なので……


Q.ハリマ君は何だったの?

A.今後しっかり出す予定があります。


Q.他の人喋らなさ過ぎない?

A.私の人の動かし方が下手なだけです。申し訳ありません。


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