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異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
情報屋の始まり。
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9話 スキルの進化について ギルド再び


昨日はサクヤとお喋りをせずに早めに眠ったせいか、朝早くに起きてしまった……


『おはようございます。白夜様』


「あぁ、おはようサクヤ」


『白夜様に報告があります。』


「ん?あぁ、オススメの場所についてか?」


『いいえ、それはギルドでお金を受け取ったら教えますが…私、サクヤは全情報検索魔法からサクヤに進化しました。』


「分かっ……え……?進化……?」


『はい、進化です。』


「えっと……おめでとう……なのか?」


『ありがとうございます。』


「サクヤって進化出来たんだな」


『はい、どうやら、私も予想外ではありましたが白夜様との会話で感情を一定以上学び、一つの個体として進化した様です。進化とは本来スキルの熟練度を上げる、スキルに関して学ぶ、同じ系統のスキルの熟練度を最大にすると言う事で進化をしますが……AIを持つスキルは私が初めてなのでこれは偶然なのでしょう。』


「あぁ、そうか時折、サクヤは感情すらプログラムされてるかと思ったが……今までちゃんとサクヤの意志で話してくれてたのか……改めて、これからも宜しくな、サクヤ」


『ありがとうございます。はい、白夜様』


「それじゃあ早速ギルドに向かうか……」


そう言い俺はベットから出て、下の階で朝の店番をしているルーに頼んで水を買い、顔を洗う ルーちゃん……無口なんだよなぁ……接客とか最低限の話しかしないんだよね……それに俺達の独り言盗み聞きしたり、俺を観察してたりして……今度話してみようかな……


『……』


まぁ、この十日間で慣れたしさっさとギルドに向かうか


そう思いながら白夜は久しぶりに外に出てギルドに向かった

ギルドに到着し、ギルドの扉を開けると朝だからか少し賑わっていた、ナナさんを見かけたのでその列に依頼書を持ち、並ぶ事にした


『白夜様、お金を貰ったら収納魔法を使わずにポケットに入れ、後で路地裏辺りで道具創造魔法で両手の空く腰カバンとお金を入れる革袋を作りましょう。収納魔法持ちは中々居ないので使ったら注目されて荷物持ちとしての勧誘が多くなります。』


(あぁ、そのスキルの事を忘れてた……そうする。)


そう脳内会話をしている内に俺の番になった


「いらっしゃいませ!あぁ、十日前の旅人さん……ビャクヤさんですね?ようこそ!依頼達成ですか?」


「まぁ、そんな感じです。まだ働くのですが、今日休みを貰って、報酬を受け取れるから報酬を受け取って観光でもしてこいって言われました。」


そう言い俺はネルゲさんからサインを貰った紙を渡した。


「はい、分かりました。では報酬の増減の確認と報酬をお持ちしますので、少々お待ちください。」


『依頼書にはサインの他に報酬を足したり引いたりする場合、この紙に依頼者が引いた分など書いて渡すらしいです。筆跡鑑定の魔道具やインクで減給を塗りつぶしたりしてないか確認などして、ギルドに依頼者が預けたお金、増えた場合はギルドの金庫から出し依頼者にその分の金銭を要求します。また星によって報酬上限なども決められております。星1だと千 星2だと5千 星3だと一万 星4だと五万 星5だと十万 星6だと50万 最高ランク星7は無制限となっております。』


(なるほど……)


『まぁ、冒険者になる気のない白夜様にはあまり関係な』


「お待たせしました!報酬から入場料を引いて175リアになります。」


「あぁ、ありがとう」


と報酬を受け取り列から外れる。


『……遮られました』


(あぁ、ごめんな、サクヤの声は俺しか聞こえないみたいだから仕方無いさ……)


『……大丈夫です。ではこれから買い物に行きましょう、案内は任せてください。』


(あぁ、宜しくな、サクヤ)


サクヤになったせいかついついお喋りを楽しんじゃってますね

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