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異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
第四の転生者“達”
105/174

第四の転生者の書8

四章の修正中にミスで消してしまったので

〜神奈川 裕翔視点〜




エアが村雨君の映像を出したのに皆が驚いている中




「っ……村雨……」




と永山君は村雨君の映像を見て下に俯いた……




「3日前に通り魔に刺されて死んだ村雨が……どうして……まさか先に転生してたのか……」




永山君がそう言うと




「……えっ?3日前?死んでる?何言ってんだ?勇者様は11ヶ月くらい前に現れて今もピンピンしてるぞ?人違いなんじゃ……?」




エアが驚いた表情でそう言ってきた……


11ヶ月前に現れた……?




「いやあの顔はどう見ても村雨だ……ピンピンしているって事は生きているって事だよな……?冗談じゃないよな?」




永山君がエアに聞く、声には僅かに力が籠もっていた……




「あぁ、生きているよ、と言うか世界で一人しか居ない勇者様が死んでたら大変だよ」




とエアは言う、その言葉に永山君は黙って下に俯いてしまった……




「ちょっと待ってくれ、勇者は一人なのか?」




と永山君が黙っていると突然、他の代表の生徒はエアに問いかけた




「あぁ、この世界に勇者は一人、ムラサメ様だけだよ、他に勇者が居たら偽物だー!とか言われて捕まえられて処刑かもな!」




そうエアは言う




「そ、そうか……ありがとう……」




とエアに問いかけた代表の生徒は顔を青ざめながらお礼を言った……話を遮ってまでどうしてそんな事を聞くのだろうか……




「まぁ、勇者様の知り合いか何なのか知らないけど、とりあえず数人だけなら会ってみるか?王都までなら俺が案内するぜ?」




とエアは言う……




「……俺は村雨に会いに行く」




ずっと黙ってた永山君がそう言った。




「おう、いいぜ、俺もウサギを捕まえたら王都に帰る予定だからな!その時に来たい奴は全員とは言わないが案内してやるぜ!そろそろ俺は狩りに行くからな!それじゃまた来るぜ!」




そう言うとエアは私達から離れるように歩いていった……そしてエアの姿が見えなくなると




「ずっと黙って聞いてましたが……ほとんど勇者の話でしたね……勇者に会いに王都に行く人を選ぶ……教頭先生……とりあえず話の流れ的にはこれで宜しいのでしょうか……?」




と黙っていた代表生徒の女の子の一人が言った




「そうですね……色々教えてもらいましたが……現状それしかないかと……どう決めましょう……」




そう教頭先生は悩み始めた……




「教頭先生、俺は絶対村雨に会いに行きます。」




そう教頭先生に永山君は言う




「俺はどうしても村雨に会って話したい事がある……のです……教頭先生、どうか、お願い致します。」




そう言い永山君は教頭先生に頭を下げた……どうしてそこまで頼むんだろうか……永山君と村雨君に何があったんだろう……そんな事を思っていると




「……分かりました、では、永山君以外を決めていきましょう……代表の皆さんは他の皆さんにステータスと王都の事など伝えて来てください。先生達は先生達で決めます。王都希望者が決まった所からここに集まって貰います。宜しくお願いします。」




そう教頭先生は言うと他の生徒達は返事をし離れていった。


そして生徒達が離れてしばらくすると




「では……私達も決めていきましょうか……王都希望者は立候補といきましょう、私はここで問題が起きた時の為に残ります。」




と教頭先生がそう言った。


王都かぁ……私はあまり行きたくないな……あのエアって人…何というか頼りないし……




「……私は行きます。」




「孔雀お姉ちゃんが行くなら私も」




と七鳥先生達が手を挙げた。




「そうですか、分かりました。雀さん、孔雀さんは王都に行くと……他に王都に行く人は居ませんか?」




教頭先生はさらに問いかけてくる。




「では、私は行きましょうか……何だか旅行みたいで少しワクワクしますね、加奈子さんはどうします?」




「直人さんが行くと言うのなら私も行きます。」




と白髪混じりの夫婦の先生……時沢先生達も手を挙げた。




「分かりました、時沢先生達も行くと……他に居ませんか?」




教頭先生はそう聞く




「では、私も行かせて貰います。」




と山田先生も手を挙げた。




「山田先生もですね……他には居ませんですか?」




教頭先生はさらに問いかける……今度は誰も手を挙げない……




「ではこの五名でいいですね……皆さんやエアさんが来るまでしばらく休みましょうか」





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