プロローグ
初投稿初作品です。
感想を貰えると嬉しいです。
「君は死んだのじゃ」
目を覚ましたら突然目の前に爺さんが居た
そして爺さんは突然そんな事を言い出した
「君は交通事故に巻き込まれ死んだんじゃよ」
理解が追いつかない 理解できない そんな顔をしていると
「ふむ、覚えてないし見たいんじゃな、どれ……」
そう言い爺さんは俺の頭を触れた。
───そうだ……俺は……死んだんだ……
交通事故……家に帰る途中……信号を無視したトラック……
事故の記憶が頭の中にはいってくる……
「ふむ、思い出してくれたかの」
あぁ、お、私は死んでいる……ここは何処だろう……?
「ここは神の仕事場みたいな場所じゃよ ワシは世界ネゴリアの創造神ナルウス 君にとっては別世界の神じゃよ」
どうしてそんな場所に……?何でだ?
「まてまて、質問が多いの…あー…ワシの作った世界がの、ちと魔王だの勇者だの繰り返しで暇すぎてな……異世界人を連れて来ようと思ってな、地球の創造神と話してたら 『うちの人間達はそう言うの興味津々な人が多いから適当に一人送ってみるよ!』と言われてな…そして送られてきたのが君じゃよ…… 何故選ばれたか地球の神にでも聞くしか無くての……」
そうですか……異世界……どんな場所なのです……?
「ふむ、落ち着いてきたの……ワシの世界はな、魔物や獣人、エルフなど色々な種族がおり何百年立つたびに魔王など勇者などが現れ戦争などするんじゃよ、それの繰り返しじゃ、これでもう…確か8か……9回目くらいかの……それだけ繰り返しておると眺めてる立場からすると飽きてきてのう……変化が欲しかったんじゃ」
……そうですか
「それに職業やステータスやスキル何て物もあるんじゃよ?そうじゃ、地球の神が言っておった『僕の世界の人間って脆いから好きなスキルとか色々与えて上げないとそっちの世界だとすぐ死んじゃうよ〜』だとの……だからワシは好きなスキルを作ってお主に与えてやろう」
スキル……ですか……
「ふむ、少し考える時間を与えるから考えてみるが良い ワシはちとそっち担当の神と話してくるかの、少し席を外すのじゃ」
そう言うとじいさんの姿が消えた
スキル……スキルなぁ…それにしても異世界なぁ…しかもファンタジーゲームっぽい世界……
また死にたくないなぁ……お米とか食べられなくなるのかな……言語の壁とかあるのかな?
昔やってたオンラインゲームだと魔法使いをしてたが……魔法とかあるのだろうか?後で聞いてみるか……そう言えばそのゲームでは先輩がアサシンで情報屋をしてて憧れて転職したなぁ…でも情報を集められなくてやめたっけ……情報屋……格好いい情報屋……うん、これだな……情報屋に必要そうなスキルか……
ファンタジー系だから移動も物を持ち運ぶのも大変そうだ…そもそも魔法があったとして魔力切れになったら大変だな……
そう考えてしばらくスキルなどを考えて居ると
「おーい、帰ってきたぞ」
とナルウスさんの声がまた聞こえてきた 隣にはメガネをかけた女の人が居た
「初めまして、私は世界ネゴリアの知識の神メアリアと申します。今回はこの創造神の暇潰しに付き合って下さりありがとうございます。」
「……まぁ、こいつがスキルとかその辺の神じゃ スキルに関してはこいつと話し合ってくれぬかの」
わかりました。宜しくお願いします。
「はい、まず、貴方様の名前 年齢 性別をお伺い致します。」
はい、暗狩白夜 20才 男です。
「次に望む職業を教えてください」
情報屋です。
「……分かりました。次に望むスキルを教えて下さい。」
あーそれに関して何ですが…こちらからいくつか質問しても宜しいでしょうか?
「はい、何でございましょう。」
スキルは何個でもいいのでしょうか?
「はい、創造神からは好きな能力と言われたので個数制限などはありません。」
この世界に魔法などはあるのでしょうか?
「はい、あります。」
魔法を選ぶのも可能なのですか?
「可能でございます。」
質問に答えて頂きありがとうございます。
「はい、どういたしまして」
では…スキルは「言語理解」「全国語会話可能」「不老不死」「料理」「鑑定」「変身、年齢操作」「隠密」「演技」「魔力操作」「全情報検索魔法」「食料創造魔法」「飲み物創造魔法」「道具創造魔法」「転移魔法」「収納魔法」「魔力無限」「全能力耐性」「全状態異常耐性」ですが…全て可能ですか?
「は、はい……可能でございます。」
良かった……生きる為と情報屋用と異世界でも食べ物に困らないように色々考えてた構成が無駄にならなくて……
ではそれでお願い致します。
「了解しました。スキルなどを作り魂を入れる器を作る為少々お待ちください。」
そう言うとメアリアさんは消えていった。
「ふむ、言語の壁と魔法か……忘れておった……」
………
「何じゃその無言は…しかし沢山のスキルを頼まれて若干メアリアも困っておったの……次に異世界人を呼ぶ時はスキルに個数制限をするかの……じゃがネゴリア語と魔法回路などは付けておくとして……職業やスキルのカタログなども作っておくかの……」
とナルウスさんは考え始めてしまった
そうこうしている内にメアリアさんが帰ってきた
「全て終わりました。転移可能です。」
「ふむ……では早速送るかの…街の近くの森辺りに転移させるかの…それでは行くぞ……」
そう言うと辺りが光で包まれた
「あんなに頼まれるとは思いませんでした!大変でしたからね!」
「すまん、すまん…今度地球の創造神と話す時はお主も連れていき色々相談するがよい……」
とぼんやりと言い争う声が聞こえ、そうして意識が途切れた。