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そして、現実。
私は、いじめを受けている。
先生や、両親からは何も言われない。
言ったって無駄だ。何度も言った。
目をそむけられて、私は壊れて言った。
こんな世の中、
潰れてしまえばいいやとも思えた。
そして、今日も
長い一日が終わった。
濡れた服を乾かして、ブランコに今日も座った。
私はどうして生きているのか。
私は何をしているのか。
いつもこの場所で同じことを
何時間も何時間も考えているうちに
頭がおかしくなりそうになる。
家へ帰っても。何事も知らないような顔をした
親が、ご飯を作って待っているだけ。
助けを求めても、
聞こえてないふりをするだけのクズ。
私は、解放されたい。
この現実から。
でも向きわなくちゃ行けない、
だって、現実なのだから。
毎日、私は
このブランコの上。私の居場所。が
あいつらに見つからないように、
息を潜めてここにいる。
きっと、あいつらに見つかれば
この場所も居られなくなるだろう。
それが、現実なのだから。