いつも通り
不定期に投稿更新します!
初めてなので御手柔らかに!
この世の中は残酷だ。
僕を底辺にたたき落とした
この世の中なんて、最低だ。
ただ、沈黙を並べながら
僕は終わりかけの1日を見て、
ただ、この世の中で生きていることしか出来ない。
河の流れは規則的なようで不規則だ。
それは僕も同じで、
ただひたすら自分のために歩むことを止めない。
落ちる準備のできた夕日と共に
僕は重い一歩を踏み出して歩き出す。
母も父も居ない家へと、歩き出す。
「僕は見捨てられた。」
そんな、被害者ヅラが、
僕の生き方を邪魔しようとする。
カッコつけたい訳じゃないけれど、
世間はカッコつけているように見えている。
見方によれば、クズにしか見えなくもない。
河川敷の階段を降りた
僕は、いつも通りの帰り道を歩く。
いつも通りのスーパー、コンビニ、街頭
そして、近くの公園。
時刻は19:30頃を指す。
公園の入口の前を通り過ぎようとした
その時、ブランコに人影が見えた。
中学生くらいか、少女がただぼーっと座っていた。
この時間に子供が公園にいるのは、すごく珍しい。
この公園は人気のない場所にあって、
夜になると、暗くて薄気味悪い。
だから、子供は暗くなる前に帰るか、
違う公園に移動しているのをよく見かける。
なぜこんな時間にあの少女は、
あの公園であのブランコに座ってただ茫然と
ぼーっと一点に集中を置き、何を眺めているのか。
ただ、なんか気になった。それだけだった。
何気ないこの何かが、事の始まりであった。