顔面リセマラ
リサイタル品川はソシャゲ廃人だった。
彼はあらゆるゲームのランキングで一位を取っていた。
課金額は国家予算の3倍を1日に課金していた。
もちろん、ニートの彼にそんな大金払える金はない。
全て借金していた。
そんなある日である。彼は人生もソシャゲ何じゃないかと思ったのだ。
人生もソシャゲと思えば成功できるはずだ。
そう思った彼が真っ先にやり出したのはリセマラだった。
人生のリセマラ受け付けてます、そういう店をネットで探すとあった。彼はそこへ向かった。
彼がそこに着くと店の中には百万人もの人間がごった返してた。
店員はリサイタル品川にトラックに乗るように行った。
トラックは山の中へ走って行く。
そして山の尾根のところに付いた。
「今から地面を掘りなさい、そしてその穴に入りなさい」
店員の命令通りにリサイタル品川と仲間は穴を掘りそこに入った。全員が穴に入ると店員は1人1人の穴を土で埋めた、顔だけが地面の外に出た。
「さて顔面リセマラをします」
リサイタル品川は3人目だった。
1人目の男の顔を店員はスコップで殴りかかった。男は痛いからやめてくれというが、全てソシャゲの為だというと納得したようだった。
男の顔は殴られていく、そして完全にボコボコにされた。
男の顔は血や骨折やコブでめちゃくちゃになっていた。そう、全くの別人の顔になってたのだ。
「SSRの顔面、リセマラ完了です」
店員は二人目の男に殴り掛かる。二人目の男は早く自分の顔を殴ってくれと懇願していた。
雨が降りだす、リサイタル品川の顔も雨で濡れていく。
リサイタル品川はこんなことになるとは思ってなかったのだ、帰りたいと思った。しかし体が埋まっていて逃げ出せない。
二人目が終わった。次はリサイタル品川の番だ。
助けてくれ〜。彼がそう思った時、何者かが叫んだ。
「消費者庁の者だ!!」
店員は消費者庁の男に頭を下げている。そして消費者庁の男は天井を付けるように言った。
リサイタル品川の頭の上には天井が取り付けられた。これで雨に打たれないで済んだ。
そして消費者庁の男は帰って行った。
「さて、次は俺の番だ、しっかりリセマラしてくれよ」
その後、リサイタル品川は年収5000万円も稼げるようになったという。