都市伝説的生き方
俺は世界的に有名な大金持ちの101歳。何度も臓器移植を行い生きてきたが、肉体はもう限界なので、新しい肉体に精神を移植し物理的転生を果たす。この際なので昔の名を捨てて子供たちにも隠れて新しい人生を歩んでやる。
時は2017年03月
俺は101才の肉体を捨て20才の肉体に物理的に転生した。
これが成功したことは元の俺が世界的に有名な大金持ちで大金をつぎ込んだ事と、長年俺を診てきた医者であり天才科学者のドクの存在が大きい。
世界にこの事を公表すれば、バッシングの嵐だろう。
俺が転生するために
新しい肉体を手に入れるためにしたことは、到底人に言える物ではない。
そこまでして転生した理由もただ死にたくないだけという理由だけだ。
せっかく新しい人生を手に入れたんだ。楽しく過ごさないとな。
この事実を知るのは俺とドクだけだ。
俺「俺の家族には俺が死んだと伝えろ。それから精神の転生の技術の発表はしばらく待て。今は宗教的にも社会的にも認められないからな」
ドク「わかってます。私は金さえもらえれば今は結構ですよ。…今はね」
ドクは58歳の白人の男。
最近は白髪から地肌がみえはじめてきている肥満体型ので一見優しそうだが、性格はややひねくれ者で野心家だ。
今までは俺が色々と面倒を見てやったから言うことを聞いていたがこれからはどうだろう。
まあ、色々と使えるやつだから今後とも利用していこう。
人を思い通りに動かす事には自信がある。
秘密が漏れる事はしばらくはないだろう。
それにしても我が人生は常に人に噂される人生だな。
特に都市伝説の類いの中心的な役割は俺が引き受けていると思うくらい噂が絶えない。噂好きな連中が俺が死んだと知ったらどんな顔をするのだろうか?きっとアイツらは俺が実は死んでいないとか、そのうち復活するんだの、また新たな都市伝説を作るに決まっている。
新しい都市伝説が出来るのを楽しみにしましょうかね♪