「夢」
「これで本当に幸せになれるのだろうか...?」
「どうでしょうか...」
二人の男女の会話が聞こえる。
「ただ、私はあなたと一緒に居られるのならそれ以上幸せなことはないですよ。」
「そうか、ならいいんだがな...」
そんな二人の顔は幸せそうでもあるが、どこか不安げな表情にも見える。
「さぁ、そろそろ行くとしよう。」
「えぇ。」
二人の姿が林の中に消える。
***
玲はベッドで目覚めた。どうやら、さっきの映像は夢だったようだ。
「夢か...」
彼女はそう呟いた。ただの夢━━━いや、本当に夢なのか?不意に彼女にそんな思考が浮かんだ。
いつもはただの夢だと思っている。しかし、その夢はどこか現実味がある。何故かはわからないがそう思った。
ふと時計を見る。
〈1/1 AM01:00〉
ああ、そういえば年が明けたんだった。
普通年越し前は休みが入るものだが、今年は急に仕事が入り大晦日もろくに休めなかった。全く、とんでもない会社だな、と今更ながらに愚痴が溢れる。
「そういえば━━━」彼女が夢で見た景色も日の出の時だった。いや、夕日だったか。
そんな事を考えていたが、まだどうにも疲れが取れていない。彼女はそのまま、また眠りに落ちた。
最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
今回、初投稿となりましたが、どうでしたか?分からないことだらけで読みづらさもあったかもしれないですが、今後成長して行きたいです。
今回の小説ですが、自分はゲームが好きでエンディングが分岐するゲームは特に躍起になってコンプリートするまで、やっていました。そのことから小説でもエンディングは一つでなく、複数あっても面白いのではないかと思い、読者が選択することで結末が変わる小説を書いて見ました。(まだ、序章のため選択肢はありませんが...)
そのため、更新はかなりゆったりとしてしまうと思いますが、是非続きを投稿した際は見てほしいです!
※1/28追記:次話投稿しました!