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プロローグ


 挨拶はともかく横におくとして。

 ──まず、はじめに。


 俺の話を聞いてほしい。





 そう、あれは……彼女に別れを告げられヤケクソで、いやいや──

 今のは忘れてくれ。

 気を取り直そう。



 あれは、ある日の出来事だった。


 いきなり


 そう! いきなり──!


 俺がいつも通りにオンライン・ファンタジーゲーム【勇者の育成】──(言っておくがエロゲではない)をプレイしていたら、気付けばいつの間にか、その世界に転移してしまっていた。


 何を言っているのかわからないと思うが、とにかく今俺はそのゲームの世界に入り込んでしまい、そして出られなくなってしまっていた。


 いわゆる『ログアウト不能』というやつだ。


 目的も脱出方法も今のところ分かっていない。


 分かっているのは、俺は運営から一方的に出されるミッションをクリアし続けなければならないということだ。


 そしてこれが、運営から与えられた情報だ。


 職業    :勇者のアシスタンス

 レベル   :カンスト

 状態異常  :なし

 所持金   :ありません

 さくせん  :まだ決めていません。

 現在地   :はじまりの町

 アイテム袋 :からっぽ

 武器    :ありません

 装備    :旅立ちの服

 仲間    :最弱勇者

                                  』



 → レベル :カンスト。



 『カンスト』──カウンター・ストップの略。

 つまり、これ以上経験値を得てもレベルは上がらないという最強の状態だ。

 俺はこの最強状態でゲームに挑める。


 

 そう、ここまではいい。

 まだわかる。


 だが──



 → 仲間:最弱勇者



 これはいったいどういうことだぁぁぁぁぁッ!?



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