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群像

鼓独

作者: ゆう

がしゃりがしゃりと煌めく闇は

うぃんうぃんと轟く光と

冷たい霧に覆われた現実は

数字の羅列に覆われた幻想と踊る


さあ回そう回そう歯車を

まあ上下に上下にピストンを

鉄臭い液体が回っていないこんな体で

生臭い愛が拍動しないそんな胸で


ボクは何も思わない

ボクは何も感じない

ボクは何も考えない

ボクは何も、愛さない

ならばボクは

このボクは

確かに

此処に居ると

此処に居たいと

その心は

この心は

心は

心は


ココロは


思いたいと思える心は

感じたいと感じる心は

考えたいと考える心は

愛したいと愛する心は


思いたいと

感じる事を

考える事を

愛する僕は


僕は

僕は

ボクは


それでもボクは

このボクは

運命という

地獄の機械


今日もまた

人混みに

人ゴミに

混ざって

息を吸い

始める


I begin inhale

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