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91.【学校:鬼退治】


ある日の夢は……


アッチノ世界の学校から始まった。

クラスメイトがぞろぞろ来たと思ったら……


「最近、変な奴等がたくさん現れて困ってるんだけど。Aちゃんが持っている御札で助けて欲しい」


そんな風なお願いを唐突にされた。


御札とかいきなり言われても……


そう思いながら手元を見ると御札らしき物を何枚も持っていた。

ハガキぐらいの大きさの赤い紙を白いまだら柄の和紙で巻いたようなやつだった。


それを見た途端、夢の中のアタシは手品師とか陰陽師のように華麗な手捌きでクラスメイトに三枚ずつ御札を配った。


「ありがとう! 助かるよ」


クラスメイト達は大はしゃぎで教室を出ていった。


みんな嬉しそうだったなぁ……。


まるでいい事をしたような、よくわからない気分に浸っていたら騒がしい声が聞こえる。

さっき教室にいた女の子達が叫びながら走ってきた。


「Aちゃんどうしよ! あの御札使っても全然勝てないよ?」


女の子の話を聞いていた時だった。

突然、エイのようなマンタのような白くて平ぺったい生き物がフワフワと飛びながら教室に入ってきた。

よく見ると、その生き物の背中に赤い何かが一匹しがみついている。


それを見た夢の中のアタシは赤い鬼だと思った。


「御札は何枚使ったの?」


そう女の子に聞くと


「一枚だけ……」


しょんぼりしながら女の子は答えた。


「一枚だけじゃダメだよ。 三枚使わなきゃ」


そう言いながら、アタシは自分が持っていた御札を両手で擦った。

すると……

三枚の御札から三匹の赤い鬼が出てきて、マンタと格闘を始めた。

その様子を見ていたら、巨大な何かが廊下をゆっくりと移動するのが教室の後ろ側の出入り口から見えた。


「あれも鬼。強さで色が違うんだけど、赤は弱くて青はそこそこで、黒は強いんだよね……」


そんな風なことを語っている間に、その鬼は教室の前の出入り口辺りまで移動していた。

みんな戦う気満々で身構えていたら、鬼は教室を覗くようにぬぅーっと顔を出した。

その姿は御札から出てきた鬼達と全く違って、凄い不気味な感じだった。


体はどんなだったか覚えていないけど……

まずとにかく大きい。

廊下いっぱいに顔があるイメージ。

ロウソクみたいな質感の白い顔、目元から上に向かって黒色のグラデーションになっていて、目と鼻はハッキリしているのに何かのっぺりとしていた。

ちょっとモアイ像にも似ている気がする。


こいつは黒い鬼……。

でも負ける気がしない!


なんて厨二病全開で鼻息荒くしていたら目が覚めた。


あの黒い鬼の何とも言えない不気味さ。

あの雰囲気が怖くて今でも忘れられない。





そう思った夢でした。

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