87.【ガードレールに挟まれた道:赤い人形】
ある日の夢は……
またアッチノ世界にある学校にいて、何かの集会があると言われた。
でも、アタシはその集会には出ずに、外に続いている道を歩いていた。
白いガードレールのような物に挟まれている道。
周りは土と緑ばかり。
その道の横には、幅二メートルぐらいの大きな溝が続いていた。
溝の中には人がたくさんいて、みんなで何かをしていた。
男の人が頭まで入ってしまいそうなぐらいの深さ。
覗くように見ていたら、中にいる人達がじっとりこちらを見てきて不気味だった。
何か起きる前に先へ進もう……。
そう思って前を見た瞬間、景色が変わった。
コンクリートだった道は、ピカピカに磨かれた木製の廊下になっていた。
右側には白い壁が奥まで続いていて、左側には茶色い木の壁が所々にある。
眩しいぐらい陽の光がさしていて、すごく綺麗だった。
木の壁が抜けている所から外を覗いてみると、日本庭園にありそうな白い砂の庭が廊下に沿うように続いていた。
庭にも屋根があるけど、抜けている所があって空が見える。
高い場所にいるのだろうか。
何だか近くに感じる空を見て、86.【兎仮面再び】の夢の中で見た建物が浮かんだ。
アッチノ世界の秘密が隠されていそうな場所。
もしかしたら、この先にあの場所があるのかもしれない……。
そんな気がして先に進もうとしたらーー
通路の一番奥に赤い服を来た女の人が立っていた。
どこかの民族衣装のように見える。
陶器のように真っ白な肌をしていて、目は細く伏せたような表情をしている。
よく見ると、それは人ではなく大きな人形だった。
アタシが先へ進もうとすると、髪や衣装をなびかせながら、スローモーションで近づいてきた。
足元を見ると浮いている……。
中国とかのアクション映画みたいだなと思った。
捕まったらダメな気がして庭の方へ出ようとしたら、人形も外に出てくる。
アタシの動きに反応するのか、止まると近づいてこない。
先へ進むか……戻るか……
迷いながら後ろを振り返ると、どこかに通じていそうな扉のない出入り口が壁側に現れた。
83.【白い廊下:モデル歩きと夢の嘘つき】の夢で見た出入り口と似ている。
もしあの場所に通じているのなら、この出入り口の先には真っ白な二つの廊下と銀色のエレベーターがある。
いい夢ではなかったから行きたくはない。
木製の廊下をもう一度見ると、ハイビジョン映像のように凄く綺麗な景色だった。
できるなら、この先に進んでみたいなぁ……
そう思っていたら目が覚めてしまった。
あの先には何があったのだろうか……。
気になる夢でした。




