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78.【本屋】


ある日の夢は……


自転車に乗ってどこかに向かっていた。

その途中で突然外が深夜のように真っ暗になって、偽物のような雨が降り出した。


挿絵(By みてみん)


アッチノ世界で『寂れたコンビニ』と呼んでいる場所の横を急いで通りすぎて、そのまま少し進むと商店街のような場所に辿り着いた。

いつのまにか雨も止んでいた。


お店が左右にズラーッと並んでいるけれど……

どれも73.【深底公園】の夢の時みたいに、パネルのような何かに描かれた偽物のお店だった。


飛び出す絵本みたいなお店が並ぶ中、自転車がたくさん置いてある場所があった。

近づいてみると、その場所だけ本物のお店が向かい合うように建っていた。

どちらも本がたくさん並べてあって、片方は古本屋さんで、片方は新品の本を売っているように見える。


挿絵(By みてみん)


どちらも立ち読みしている人達でいっぱいだったけど、アタシは古本屋さんの方へ入ってみた。

こじんまりとした店内は、古本屋とは思えないほど綺麗だった。

でも、なぜか店員さんらしき人達がみんなバチカンにいそうな白い服を着ていた。


挿絵(By みてみん)


気になりつつ、アタシは気になった本を一冊手にとってパラパラとめくってみた。


何の本かわからないけど、四ページの右隅にオセロのような黒い丸●と白い丸◯が描かれた説明図のような物があった。

二つの丸は半分ぐらい重なるように描かれていて、それぞれに『黒い天井と白い壁の場合』と書かれていた。

それを見た後、パラパラとめくっていくと十六ページにまた同じような説明図があった。

今度は黒い丸と白い丸が逆で描かれている。

アタシはそれを見て何か物足りなさを感じて、もう一つの本屋さんへ行こうとしたら目が覚めた。


あれは一体何の本だったんだろう。




そう思った夢でした。

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