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45.【博物館 : 広場にて石像との戦い】


ある日の夢は【博物館】と呼んでいる建物の中にいた。


この場所の夢でよく見るのは、絨毯張りの長い廊下や木造の大きな階段、それと演奏ホールのようなスペースも見たことがある。


挿絵(By みてみん)


博物館があるのは、墨色ワールドの中。

だから、外は暗いけど、建物の中は電気がついていて明るい。


なぜ博物館なのかというと……

前に廊下を歩いていた時、アッチノ世界の物なのかな?と思う謎の品物がたくさん展示してあるのを見かけたから。


そのまま建物の中を歩いていたら、アッチノ世界のどこかに繋がる何かを発見して――

その発見に驚いたり、このことを日記に書こう!なんて思った途端に目が覚めてしまった。


起きるには早かったから、すぐにまた眠ると……

今度はアッチノ世界での悪夢を見た。

その内容が強烈過ぎて、起きた後に博物館で見たことを全然思い出せなかった。


こういう夢を見た時、いつも思う。

アッチノ世界にとって不都合な発見や記憶は、思い出せないように悪夢とか他の夢で上書きされているのでは?と。



この時に見た悪夢も知っている場所から始まった。

そこは博物館ではなく、アタシが【広場】と呼んでいる場所だった。

巨大な遊具みたいな物が置いてあって、一段上った場所には灰色の建物が見える。


挿絵(By みてみん)


前に見た夢は昼間のように明るかったし、怖いことも起きなかった。

でも、この時の夢は広場も建物の中も深夜のように暗い。

月明かりのような謎の光が薄っすらと辺りを照らしてくれているおかげで、建物や遊具がかろうじて見える程度。

暗い場所はどうしても不安になってしまう……。


前の夢を思い出したせいだろうか。

同じように突然誰かを追いかけなきゃいけなくなって、広場の中を鬼ごっこのように走り回る。

でも、やっぱり追いつかない。


35.【白い廊下 : 広場と怪しい屋台】の夢みたいに、こういう時は絶対に何かが追いかけてきたり襲ってくるんだよなぁ……。


そんなことを考えていたら、思った通り大きな音が背後から近付いてきた。

振動が伝わってくるぐらい重量級の何か。

恐る恐る振り返ってみると、広場の奥から大柄の男の人達が大群で走ってくるのが見える。

よく見ると、それは人ではなく大きな石像だった。


挿絵(By みてみん)


先頭の石像は走りながら、近くにあったコンクリートの塀を殴り倒した。


あんなのに殴られたら死んじゃうじゃんか……。


そう思った瞬間――


「みんな、ひるむなー!」


突然、鐘を叩くような音と共に叫び声が聞こえた。

いつの間にか広場にはたくさんの人がいて、各々で武器のような物を持って構えていた。

石像と全面戦争みたいな状況。

大砲のような物まで設置されていると思ったら、勢い良くそこから出てきたのは、砲弾ではなく砂か何かを詰めた空き缶だった。

それを避けながら、数体の石像がこちらに向って走ってくる。


アタシは咄嗟に側にあった遊具の太いロープにしがみついてみた。

すると、凄い勢いでぐりんっと回転。

そのまま迫ってきた石像を上手いこと蹴り倒してしまった。

それを見た周りの人達が「救世主だー!」と次々に叫びだした。


さっきのはたまたまなのに……。


言い出せない雰囲気に耐えられなくなったアタシは、その人達にも石像にも見つからないように、木がたくさん茂っている方へ逃げるように走った。


その瞬間、目が覚めた。


起きてすぐに

「あの石像達も研究所に製造されたんだろうか……」なんて考えてしまうような夢でした。

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