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107.【 見知らぬ手紙と女子高生 】

前にも書きましたが…

見た夢を忘れないように夢日記として書いています。

昔から文章を書くのが苦手なのと

自分なりの表現方法なので伝わりにくかったり、言葉の区切り方や使い方が間違っていたりすることも多々あると思います。

そんな時は、ゴメンナサイ。

くだらない話もあると思いますが

アッチノ世界を少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。


ある日の夢は……



始まりは忘れてしまったけど、アタシは電車に乗っていた。

地下鉄なのか薄暗い。

扉の近くに女子高生が数人いて何か騒いでいた。


「あのメールきた?」

「全然。まだ来ない」

「え~。私、何回もメール来るんだけど」

「マジ? どんなの?」


恋愛話でもしているのか、キャッキャと楽しそうにしている。


若いなぁ……。

何をあんなに騒いでるんだろ。


そんなことを思いながらボーッと見ていたら……


「今、 見知らぬ手紙 っていうのが流行ってるんだよ。それであんなに騒いでるの」


突然、アタシの隣に座っていた人が話しかけてきた。

横を見ると、キャッキャしている子達と同じ制服を着た女子高生だった。


「見知らぬ手紙?」

「そう。自分のメールアドレスを紙に書いて、知らない人のカバンとかにバレないように入れてみて、返事が来るかどうかって」

「楽しいの?」

「楽しいっていうか……手紙に書いていいのはメールアドレスだけってルールがあって。自分が選んだ相手が名前も書いていないアドレスを見て返事をくれるかどうかってことにドキドキするみたい」


話を聞きながら女子高生の顔をじっくり見てみると、ドキッとするぐらい整った顔立ちをしていた。

色白の肌と染めたように黒いショートヘア。

メイクなのか濃く見える目元が色っぽく見えて、なんとも言えない大人びた雰囲気だった。


アタシは昔から綺麗な顔立ちの人になぜか緊張してしまう。

見られているのが恥ずかしくなって、電車の窓の方に目線を逸らしてしまった。

地下から出たのか、いつの間にか外は明るくなっていた。


「今はそういうのが流行っているんだ……」

「はい、これ」


女子高生はアタシに向かって手をつきだした。

手をよく見ると、人差し指と中指の間に可愛く折り畳まれた黄色い紙が挟まっていた。


「これは?」

「見知らぬ手紙」

「アタシに?」

「うん。バレてるからちょっと違うけど」


女子高生はアタシの目を見つめたまま頷いた。


「嬉しいけど……アタシ、凄く年上だよ?」

「いいよ。あなたともっと話してみたいから」


そう答えながら意地悪そうに笑う女子高生。

外の光に照らされて、なんだか怖いぐらい神秘的だった。

なんて言っていいかわからなくて無言で見惚れていたら、他の車輌から人が入ってくる音が聴こえた。

入ってきた人の顔を見ると、女子高生は手紙ごとアタシの手を握った。


「私、こういうのは興味が無いってみんなに言ってるの。だから、誰にも見られないように隠して」


そうアタシの耳元で囁いた。

同姓なのにドキドキしっぱなし。


「あっ、◯◯じゃん。こっちの方が空いてるねぇ」


知り合いだったのか、他の車輌から来た人が女子高生に話しかけながらアタシの逆隣に座った。


二人が話している間、手の中に隠した手紙を見つめながら


こんな美人さんと……

しかも凄く年下の子とちゃんとメールできるかしら。


なんてソワソワと考えていたら目が覚めてしまった。


夢なのに、起きた後も思い出すたびにドキドキする。





そんな夢でした。



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