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101.【 赤い鳥居と不思議な引き戸 】


ある日の夢は……



誰かと一緒に大きな公園の中を歩いていた。


この公園を通り抜けた先を曲がると赤い鳥居がある。

でも、その鳥居は意思があるように、現れる時と現れない時がある。


そんなことを頭の中で考えながら、通り抜けた先を曲がると……

赤い鳥居があった。


挿絵(By みてみん)


「あった……? あった!」


連れの人と喜ぶアタシ。

その鳥居をくぐると何か良いことがあるとか無いとか、ちょっと凄いことらしい。

そのままくぐるのは失礼だと思い、鳥居の前で手を合わせて「お邪魔します」と頭の中で呟いてみた。


一礼して顔を上げると、鳥居の奥にシャボン玉のような、光る渦のような何かがキラキラと蠢きながら浮いていた。


挿絵(By みてみん)


あの光は、触れるとこちらとは別の世界(神様とか妖怪とか、神々しい場所)に行けるやつだと思った。


連れの人と一緒にドキドキしながら鳥居をくぐると、辺りが薄暗くなった。

同時に両開きの引き戸が突然目の前に現れた。

ステンドグラスみたいに綺麗な色をしている。


引き戸には花札みたいな絵が描かれていて、動物や葉っぱが動き出す。

蝶が右から左へ飛んでピタリと絵が停まった瞬間、引き戸がスパンッと開いて、また違う引き戸が現れた。

何度も何度も引き戸が開いたり、現れたり。

たくさんの動く色鮮やかな引き戸に見入っていたら、いつの間にか一礼した場所に立っていた。


引き戸も鳥居はなくなっていたけど……

「凄い物を見てしまった」「特別に見せてもらえた」ということに興奮して、二人で発狂しそうになったところで目が覚め。



もう一度見たいな思うぐらい、あの引き戸は幻想的で綺麗だった。


そんな夢でした。


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