第3章:事実
レイたちはシュンを助けるために、支部に潜入した。
待っていたのは監獄に入れられているシュンだった。
シュンは助けを求めたが、クロガネに見つかった。
クロガネと激しい戦いの末勝ち、シュンを助けて脱出した。
ホワイトホース本部に戻り、救出したことを総裁に伝える。
シュンの容体は安定し、裏切り者から外された。
レイたちは安堵の様子を見せ、一言
「おかえり、シュン」
脱出の際に回収した機密データを解析部に回した。
解析したデータのことで会議が行われた。
データから、ブラックタイガーが戦闘機の開発を進めていることを突き止める。
それに対抗するため、ホワイトホースも戦闘機の開発と製造を開始した。
全隊員に戦闘機操縦の訓練が課され、基地全体が緊張感に包まれていった。
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突然、レイたちはホワイトホースの総裁室に呼び出された。
重い空気の中で語られたのは、信じがたい真実だった。
――レイの両親こそが、敵組織ブラックタイガーの総裁。
そして、幼い頃に別れた姉は、そのブラックタイガーの隊長として暗躍しているという。
総裁は静かに続けた。
「彼らが闇に堕ちたのは、鬼と人間の共存を阻む戦争の犠牲だった。かつて理想を掲げていたが、世界に裏切られたのだ。」
その中で、総裁はレイ・ナツキ・シュンの3人に「トリオ結成」を提案する。
それは、かつてブラックタイガーを壊滅寸前まで追い詰めた伝説の「三鬼トリオ」の再来を意味していた。
「君たち3人には、かつての三鬼を超える力がある」と総裁は言う。
訓練にはレイの叔父が指導役として選ばれた。
かつて最前線で戦った彼の鬼気迫る指導に、3人は何度も倒れ込みながらも立ち上がる。
ホワイトホース全体にも、2ヶ月間の強化訓練期間が設けられた。
その夜、レイは空を見上げながら思う。
「父さん、母さん、姉さん……俺は、どうすればいい?」
自分の血に流れる“闇”と“光”の間で、心が引き裂かれていくのを感じていた。




