女系天皇か?男系維持か?はたまた共和制?
日本が内戦になる理由は、さまざまな理由が考えられるが、これはそのうちの一つのケースだ。
天皇制の今後に関して、男系維持か女系天皇かで、意見が対立していた。
もし仮に、女性・女系天皇が誕生したとする。すると、男系維持を主張する者たちは反発する。これが、日本の内戦の原因となる。
「とうとう女系天皇になってしまった。
このままでは女尊男卑になってしまう。」
「よし、それなら我々も、別の国を作って、やつらの言うことなど、聞かないようにしよう。」
と、男系維持派は、皇嗣家を担ぎ上げ、西日本国を建国する。
一方の東日本国では、女系天皇がそのまま天皇となり、二代後も、三代後も、女の子が産まれた場合は、そのまま女王になる、ということも決定された。
さらに、意見の合わない国民は、強制移住を命じられた。その中には、どっち付かずの意見の国民たちもいた。
私は浅井慎一。ついに私の家にもミサイルが直撃し、私は住む家を失った。
そして私は、避難用シェルターに身を寄せることになったのだった。
そこは個室だった。幸いなことに、私は個室に入ることができた。他に頼れる者もいなかったので、個室に避難させるのには、受け入れる側も都合が良かったのだろう。
ちなみに、私は天皇制については、特に
男系とか女系とかではなく、どっち付かずだった。
とうとう、食料も配給制になったか。
現金の価値が戦争によって無くなり、まるで原始時代の物々交換に逆戻りしたかのようだ。
そして、レイプも公然と行われた。レイプされた後に、素っ裸のまま放置されるようなこともしばしば。とにかく、外出すること自体が危険となった。
個室では、インターネットが無制限に使えるようだ。インターネットで外の状況を見てみることにした。
しかし、この程度のことでは、もはや驚きもしないのだろう。なぜなら、内戦になったら、常に戦争状態、戦争状態が日常になる。これが日常、今起こっている現実になるのだ。
核戦争後の世界を舞台にした物語があったが、それはフィクションだから楽しめるものであって、フィクションではなく、
ノンフィクションになってしまったら、もはや物語の題材として楽しめなくなってしまうのでは?
さて、これからどうなってしまうのだろう。