第8話 1人で走る その2
折り返し地点にから折り返しになります。
折り返しなので基本は同じですが、鹿野谷さんとすれ違うのでそれを楽しみにします。
水分補給のための休憩を終えて、再び自転車を走らせる。
時間は10時30分ほどであるが、この時間でも十分暑い。
わたしと同じように自転車で走っている人はいるけど、その人たちも皆きつそう。
海の方を見ると、海辺で釣りをしている人たちもるけど海水浴はもう終わっているけど
それでも海に来ている人たちはいる。
気温は高いものの海から風は気持ちがいい。
なので、走っていると暑いけど気持ちいいけど、それでもきついものきつい。
さっきの休憩で汗をいったん拭いたものの、すぐに汗が垂れて来る。
ただ、それでもペースは順調でそろそろ折り返し地点がやってくる。
折り返し地点は公園の駐車場。
わたしたちが堤防に来てからここまで10㎞であるけど、データーだと11㎞となっている。
少し長いけど、自転車で誤差って感じかな。
あと痩せるためには1㎞ぐらい気にしてたらだめだろうね。
堤防道路から降りると、駐車場の松の木陰で少し休憩。
休憩時間を抜いたタイムは40分なので大体こんなものかな。
わたしは再びボトルから水分を摂るけど、もうボトルは空になる。
空になったボトルに追加のスポーツドリンクを追加する。
バックパックにはスポーツドリンクの粉末を3袋と500mlペットボトルの水4本を持ってきている。
1本多いのはそのまま飲むようで、お父さんに水のみも1本あった方が言ってたからそうした。
だから、少し重いけどこれがいい負荷になってるかな。
粉末と水をボトルに入れ、シャカシャカ降るけど水は完全に温まっているけど
冷たいのは身体を冷やすので良くないらしいから、温くても我慢をする。
でも、温くても味的には問題ないから、これを作った人に感謝。
松林の木陰は気持ちがいいけど、駐車場だから車の出入りもあり
人の目もあるので、まだまだここに居たいけどわたしは自転車に跨り折り返す。
くに目立つ構造物が見えて、それに向かって進んで行ってるけど、近づいている感が
あまりないからこっちの方がきつかもしれない。
でも、1度通ったせいか進んでいない感はあまりなく、ペースも15㎞./hと安定してる。
時々、他の自転車の人に追い越されるけど、わたしはわたしのペースで気にしない。
後、折り返したと言う事は……鹿野谷さんともすれ違うと言う事だ。
時間的にそろそろ鹿野谷さんとすれ違うけど、そういえば先に走りだしたから
鹿野谷さんがどんなランニングウェアかはしらない。
着替えは松の陰でしたけど、下に来ていると言ったから心配はないと思う。
どんな格好かわからないから、わたしから声をかけれないけど鹿野谷さんはわたしをわかるかな。
鹿野谷さんが声をかけてくれるかわからないけど、わたしは鹿野谷さんが声をかけるか楽しみに走る。
折り返しから1㎞ぐらいの地点で前から女の子が走って来ているのが見えたけどその女の子は鹿野谷さんだった。
どんなウェアかわからないくても、姿から離れていてもすぐ鹿野谷さんとすぐわかった。
鹿野谷さんは黙々と走っているが、50mぐらい手前で鹿野谷さんも気づいたらしく
ペースを上げたけど、わたしはペースを落とす。
そして、お互いの表情がわかるぐらいまで近づくと、鹿野谷さんはそのまま走って行ったが
その表情は微笑んでいて、わたしを見つけて嬉しそうだったから、わたしもすこし顔が崩れた。
ただ、やはり一言ぐらい声をかけても良かったかなっと思いつつ、ふたたびわたしはペースを上げる。
スタート地点に戻って来たが、堤防道路から降りて松の木陰で休む。
今度は途中休憩なしに走ったがタイムは少し落ちて42分かかった。
それでも、この暑さの中と部活以外で走ったのは今回が初めてだから、そう考えると悪くはないかな?
スタートしたのは大体10時ぐらいだから、時間的にもうすぐお昼。
栄養バーを持って来てあるから、2往復目の前にそれを食べるが喉が渇く。
なのでペットボトルの水をあけるけど、なるほどこういう時のために水が1本あった方がいいって事か。
スポーツドリンクと甘みがある栄誉バーだと、余計に喉が変わるからね。
だから、お父さんに教えてもらってよかったかな。
「それじゃ、2往復目を行くかな」
自転車に跨り堤防道路に昇るけど……坂が結構きつい。
堤防道路には日影がないから、一度降りて松林の松の木陰で休むけど
坂を登る事を考えたら、暑くても堤防道路で休んだ方が言いかな?
でも、意外と狭いし暑いから悩むけど、やはり日影がいいか。
それい、これを走り終えれば今日は終わりだから、わたしは再び自転車を漕ぎ出したのだった。
お読みいただきありがとうございます。
暑いと言ってますが、一応季節は9月の終わりです。
9月でも暑いですかね。
ほなみは鹿野谷さんよりも先に走ったので、かなり距離の差はありますかね。
距離とタイムの計算は苦手なので、かなりおおざっぱではありますが。
すれ違う時、鹿野谷さんもほなみをみて嬉しく感じています。
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