第7話 1人で走る その1
わたしは鹿野谷さんに追い付くけど、今日は部活と違い普通の道路をを走るので
速さよりは安全を気を付けるけど、2人で一緒に走るのは難しい気がする。
「道路を一緒に入るの危なくない?」
わたしが聞くと
「交通量の少ない道を走るから大丈夫」
と鹿野谷さんが答えると、途中から交通量が少ない田んぼの中の道を走る。
「ここなら安全かな」
「他の道よりは安全。でも、車はそれなりくるから気をつけて走る」
「そうだね」
この道は農業用の道路ではあるけど、普通の道路でもあるから交通量が少ないと言っても
抜け道として走る車もいるから、気を付けないとならない。
でも、交通量は少ないのでわたしが前でペースを調整しながら走る事は出来る。
季節は秋で田んぼの稲刈りも終わつつあるけど、気温はまだまだ暑い。
さらに田んぼしかないので、日を遮るものもなく暑いけどそれでも風が通るからそこまでじゃなかな。
気温は高いけど、風は秋の風で走るのもよさそうな季節になるかも。
ただ、気温が高いので水分補給はこまめにする。
「鹿野谷さん、水分補給は大丈夫?」
わたしが聞くと
「バックパックに入ってるから大丈夫」
「ならいいけど、まだまだ暑いから気を付けようね」
「わかってる。だから下月さんも気を付けて」
「うん、わたしも気を付ける」
田んぼを抜けると大きな国道に出たけど、海はその先。
信号で止まったので、この間に自転車のホルダーに付けたボトルで水分を補給する。
「鹿野谷さんも今のうち飲んでおいた方がいいよ」
「そうしたいけど……すぐには出せない」
「わたしが出してあげてもいいよ?」
「でも、そろそろ信号が変わりそうだから……下月さんのを少し貰う」
鹿野谷さんはそう言うけど、それって……。
でも、信号も変わるので、わたしは今飲んだボトルを鹿野谷さんに渡すと
鹿野谷さんはそのまま口にするけど……これって。
いや、鹿野谷さんがそんな事を考える訳ないか。
なに変な事を考えてるんだろう。
それに水分補給のためだから、変な意味もないしね。
「ありがとう……」
鹿野谷さんはそういてボトルを変えすけど、なんか頬が赤くない?
いや、この日差しの中を走ったから、頬が赤くなってるだけだでそう言う意味ではないよね?
でも......信号で止まる夜よりも、頬が染まっているとは思うけど信号が青になったので道路を渡った。
国土を渡り、住宅地を抜けると松原があり、の松原を抜けると堤防にぶつかるけど
この堤防がわたしたちが目指していた堤防道路。
日曜日ということもあり、わたしたち以外も自転車やラニングをしている人たちがいる。
隣りの市までつづいていて、スタート地点はからだと片道10㎞となり往復20㎞を2往復すれば
40㎞となり自転車で走るなら丁度いい距離かな。
「今日はそれぞれの目的、ペースで走るから、下月さんはわたしに構わず先に行っても構わない」
「そうだね。2往復したら、ここに集合でいいかな?」
「わかった。準備をするから、下月さんは先に行っても構わない」
「そうするよ」
鹿野谷さんは今まではジャージを着てたいけど、ジャージを脱いでランニングウェアに姿になる。
わたしは家からそのまま走れる格好なので、わたしは鹿野谷さんより先に走る。
わたしはサイクルコンピューターをお父さんに教えて貰った通りにセットすると走り出す。
堤防道路も遮るものが無く、さらに遠くまで見渡せる。
最初のうちは自転車で10㎞ぐらいなら片道30~50分ぐらいと思ったけど
行く先が見えているが、なかなな近づかないので精神的にきつくなる。
距離的には自転車だし、部活で走ってるから大したことないって思ったけど甘かったか。
「う~ん、見えてるの近くならならなのはきつい……」
右は海、左は松原で景色があまり変わってない。
データを見ると殉教に進んではいるけど、進んでる感があまりしない。
速度は大体15㎞/hとい何時もより速いから、負荷が大きいのはわかるけどそのせいか息が早くも上がって来た。
気温も高く、日影がない堤防道路なのでとても暑いから、ヘルメットの間からも汗が垂れて来る。
時々、垂れて来た汗をぬぐうけど、汗が目に入ったのと水分補給のために一度自転車を止める。
「何でゴーグルをするかわかったかな……」
お父さんがゴーグルかサングラスをした方がいいって言ってけど、ゴーグルは汗が目に入らないためなんだ。
サングラスは海からの照り返しなどが、結構まぶしくて目に来ている。
後、日差しも強いからバックパックから日焼け止めを出して塗り直す。
日焼け止めは家を出る前に塗ったけど、汗で流れるからこまめに塗り直した方がいいかな。
一応、長そでのUPF50のウエアでだからウェアで日焼け対策は出来るけど
それでも手足や顔や首は露出している部分があるから、そこに日焼け止めを塗る。
(そういえば……鹿野谷さんは日焼け止めを塗ってるのかな?)
ふと思ったけど、鹿野谷さんは日焼けをしてないから塗ってるかな。
部活前にも日焼け止めは塗ってるけど、顧問の先生には注意されている。
ただ、日焼け止めを塗っても汗で流れるので、わたしも陸上部の皆もそれなりに日焼けはしてる。
でも、鹿野谷さんは日焼けをしてないから……焼けないタイプなのかな?
わたしは気になったけど、休憩するのも暑いので再び自転車を走らせた。