第6話 待ち合わせ
日曜日当日、みなほは自宅から待ち合わせ場所の学園へと向かいます。
少し早めに着いたものの、鹿野谷さんは既に待っていました。
日曜日当日、鹿野谷さんとの待ち合わせため学園へと向かう。
自転車は家にあるロードバイクを使うけど、家にロードバイクがもう1台ある。
部活に入った時、休みの日に練習できるようにと予備として高いけどお父さんが2台買ってくれた。
お父さんも学生時代からの趣味で自転車をしていて、今も時々は乗っている。
また、自転車以外の運動もしてたけど、わたしの運動好きは一応はお父さんの影響。
でも、お父さんと違って長続きしないし、そして痩せない。
お父さんも以前よりは運動はしてないけど、それでも体型は維持してるしお母さんも
お父さんに付き合って運動をしているため、体型を維持してる。
お姉ちゃんはわたしと違って、食べすぎないようにしつつ運動も適度にしてるから
わたしと違って健康的な体型をしてるし。
なので、家族の中で痩せないというか、適度な体型じゃないのはわたしだけ。
胸に関しては家族そろって大きいけど、お母さんとお姉ちゃんは太ってなくて胸も大きいけど
わたしは太り気味で胸が大きいので、同じ胸が大きいでちょっと違う。
身長もわたしとあまり変わらないから、余計に気になる。
だから、わたしも適度に痩せて、お母さんとお姉ちゃんみたくなりたいんだ。
あと、休みの日でも鹿野谷さんと一緒に居るのは、なんか特別な感じがしていいな。
わたしは自転車に乗ってが待ち合わせ場所の学園へ向かう、
何時ものママチャリと違って、速度が速いから到着するのもいつもより速い。
あと、今日はお父さんがサイクルコンピュータを貸してくれた。
スマホはタオルや飲み物や着替えが入っている、バックパックに入れてある。
「うーん、やっぱりロード速いなぁ。学校もこれで行こうかな……でも、制服だとスカートだから気になるか」
普段の通学も今乗っているこれで行こうかなって思ったけど、鞄以外の荷物があるから
カゴがあった方が何かとよいから何時ものママチャリでいいか。
あと、制服でロードに乗るのは、やっぱり目立つと思うからね。
でも、速度が速いからその分もうちょっと朝がゆっくりできそうではあるけど。
わたしは何時もより早い速度で通学の道を進むと、予定より少し学園に着いたが
待ち合わせの門の前では、既に鹿野谷さんが待っていた。
「おはよう、予定より早く着いたけど、待っててくれたんだ」
「おはようございます、下月さんと会えると思ったら……居ても立っても居られなく早めに門の前で待ってた」
「そうなんだ、予定より早く着いてよかった」
「私も下月さんと早く会えて嬉しいかも……」
鹿野谷さんがそう言うけど、そんなにわたしと会いたかったんだ。
「鹿野谷さんはそんなにわたしと会いたかったんだ」
わたしは少しニヤついて、ちょっとからかうように言うと
「うん、会いたかった......」
と言って下を向てたけど、鹿野谷さんの顔は赤くなっていた。
(え、なんか予想外の反応だよ!?)
鹿野谷さんがわたしが思ってた反応と違って、少し戸惑うけそれでもこの反応は……。
「そ、そうなんだ、私も鹿野谷さんと会うのは楽しみだったよ」
「下月さんも楽しみんしててよかった、私だけ楽しんでる様だったから」
鹿野谷さんはそう言うと、自転車に乗っているわたしの手に触れたけど……楽しみの意味が
なんかわたしと違うような気がするけど、気にしないでおこう。
「そ、それじゃ、走りに行こう」
「コースは考えてある?」
「そういえば、考えてなかった。鹿野谷さんは日曜日も走ってると言ったけど、決まったコースがあるの?」
「もちろんある。学園から海岸まで往復する」
「海岸までって……確か片道5,6㎞だよね」
わたしはバックパックからスマホだして、海岸までの距離を確かめると片道6㎞ほどだった。
往復12㎞だけど、普段部活で走っている距離と比べるとこの距離は短い。
「12㎞だと短くないかな?」
わたしが聞くと
「短い、だから海岸に着いたら堤防道路を隣の市まで往復する」
と言うから、スマホの地図アプリで調べたら往復で20㎞程になる。
「往復で20㎞なら丁度いい距離かな」
「これを2往復すればいい」
「往復だと40㎞で海岸までの距離を入れて52㎞ぐらいか。自転車だとこれでも短いぐらいだけど
走るとなると、フルマラソンより長いから大変じゃない?」
「これぐらい走らないと大会には勝てない」
「大会に出るんだ」
「……今年は出ない」
「あ、ごめん……」
わたしは思わず謝ったけど、鹿野谷さんは
「わたしが力不足だっただけ、だから来年に向け走ってる。それに……下月さんと走る方がもっと楽しい」
と言うけど、それを聞いてわたしは思わず照れてします。
「あ、ありがとう、そう言ってくれて」
「本当の事を言っただけ。それに、下月さんのお陰で自分のペースがわかって来たから」
「そうなんだ」
「そう、下津さんがペーサーになって、ちゃんとラップを刻んでくれたからペースが安定した。
今まではただ単に走っていただけだった、だから下月さんのお陰……話してたら遅くなるから行かないと」
鹿野谷さんはそう言って1人で走り出したけど、確かにちょっと話し過ぎたかな。
でも、走るのが大好きな鹿野谷さんが走らずにここまで話をするのも珍しいから
わたしに会うのがそれだけ楽しみだったって事かな。
そう思うと、わたしもまんざらじゃないけど、早くしないと鹿野谷さんを見失うのでわたしの自転車を走らせて後を追うのだった。
お読みいただきありがとうございます。
鹿野谷さんもみなほに対して感情を出してきてます。
ただ、みなほはまだまだそこまではない感じですかね。
でも、みなほも鹿野谷さんが自分に対する感情を出しているので段々と意識しつつあります。
舞台のモデルになっている場所を良く知ってるので、実際に自転車に走るには良い場所なんですよね。
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@shiizu17