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プロローグ 6月30日(月) ニ


帰宅する用意を2人とも済ませ昇降口で靴を履き替え校門に向かっている途中、校庭の網戸越しにに2人の会話に登場した例の彼女が見えた。



「あれ?白雪さん」



社会科の授業中に俺を起こしてくれた白雪さんが校庭のグランドで黙々と一生懸命走っている姿が見えた。


丁度校門へと向かう道と沿うようにあるグラウンドをタイミングよく白雪さんが走って行ったのだ。


教室にいる間はストレートロングの髪の毛も今はお団子ヘアにしており受ける印象もだいぶ違う。


本当に白雪さんか少し迷ったが少し離れた場所にいる男女混合のファン達を見るに本人で間違えないだろう。


男女共に人気の白雪さんならばありえるだろう。


それにしても、



「白雪さんって運動部だったんだ。」



それならば帰宅部の自分が知らないはずないと思うんだけど。


と考えていると、



「あぁ白雪さん。彼女弓道部に所属しているらしいよ。弓道部も週末に新人戦があったらしくて今日は休みのはずなんだけど真面目だねー。」


「へー、知らなかったなぁ。」


「運動部の中では結構有名だよ、彼女が弓道部なの。彼女目当てに弓道部に入部した部員もいるぐらいだからね。」



どうやら帰宅部に所属している自分では誰が何部に入っているなどの情報は入ってきづらいので知らなかったが有名な話らしい。


彼女が弓を射っている姿は簡単に想像できそうだ。



「ずっと見ているけどそんなに気になるのか?白雪さんのこと。」


「別にそうゆうわけじゃないけど、、、」


「けど?」



自分勝手ながら俺と白雪さんでは瞳に映っている現実の景色は全く別のものなんだろうな、と感じてしまう。


これは彼女に限った話だけではない。


同年代の女子と話す時はだいたいこの感覚を覚える。


根本的に女子との疎外感を覚えてしまうのだ。


そのため話す時は相手の視線や言葉が気になりすぎて自分が何を話したらいいか、普段どのように振る舞っているか、違和感はないか、など普段なら気にかけないようなことにばかり注意が行き渡ってしまい頭が真っ白になるのだ。



「ただ白雪さんは毎日全力で生きてそうだなぁ、って思っただけだよ。」


「何言ってんだよ?そんなこと当たり前だろ?」


「そっか、そういえばお前もそっち側か。」


「なんだよ、さっきから何一人で悟った風の雰囲気醸してるんだよ。」


「なんでもないよ。」


「俺にもわかるように説明しろよ!」



こんなくだらないことを話しながら歩いているうちに、いつのまにか校門を通り過ぎ街中へと入って行った。





その後は銀と一緒に地元の商店街や本屋に寄り時間を潰した。


久しぶりに2人で遊んだため時間はあっという間に過ぎ去り太陽がだいぶ降り夜が近づいてきた。



「いい時間だし、そろそろ帰るか。」


「そうだなもうすぐ19時だし帰るか。」


「じゃあな!また明日学校で。」


「おう、また明日。」



俺の家は学校から歩いて5分とない距離にあるのでバスで通っている銀とはここでお別れだ。


だいぶ家と学校から離れた場所まで寄り道に来ていたため帰るのに少し歩かなければならないが、今日は久しぶりに銀と遊べたので楽しかった。


徹夜明けの疲労も加わり眠気がピークに達していたので家に帰ったらすぐベットに入り寝たい。



商店街を抜け、大通りを歩き、()()()()()()()()へと入っていった。


俺が通った住宅街の入り口から自宅まではまだそれなりに距離があるのでめんどくさい。そんなことを思いながら俺は住宅街を進んで行った。





だから俺はここで致命的なミスを犯してしまったのかもしれない。


()()()()()()()()など学校からの帰り道でもあり帰宅ラッシュの最中でもあるはずなのにあり得ないのではないのだろうか?


そんな些細な疑問さえ思い浮かばないほど疲れていた俺は早く家に帰り寝たい一心で自宅へ向かって行った。


ここで不安に思い電話でもしていればこの人気のない住宅街から出るという判断をしていたかもしれないのに、俺の預かりしらね場所で起こっている大事件に気付かず俺は家へとゆっくり歩みを進めていった。
















































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