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雨上がりに僕らは駆けていく Part2  作者: 平木明日香
好きっていうかなんていうか
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第174話


 3人でスーパーに行って買い出しして、最終的に今日の夕飯は焼きそばになった。


 エノキは玉ねぎと一緒に炒めた。


 塩とレモンで十分美味しいんだよ。


 人参は、…まあ別の機会に。


 スーパーの帰りに須磨駅に寄ってもらったが、アイツがいる様子はなかった。


 住む家がないんじゃないのか…?


 まさか、大阪に帰ってるとか??


 いやいや、一緒にジャンプするぞ!とか言ってたくせに、俺のことほっといてどっかに行く!?


 せめて説明くらいはするだろ


 さすがに、ほったらかしなんてことは…



 「…俺、明日学校休むわ」


 「は?なんで??」


 「ちょっと用事があってな」


 「体調悪いん?」


 「そういうわけやない」



 明日、須磨高に行ってみようと思う。


 大ちゃんとか健太にも会いたいし、他のチームのメンバーとも。



 「なんやねん用事って」


 「ちょっと事情がありまして」


 「そんな適当な理由で学校休むん?」


 「適当やない」


 「ほう」



 なんつーか、すげぇ難しいな…


 こういう場合、なんて言えばいいんだ!?


 ズル休みをするわけじゃない。


 れっきとした“理由”があって、ある意味一大事というか



 「と、言いますと?」


 

 …うう


 やばい。


 全然思いつかん。


 適当に誤魔化せばいいとも思ったが、具体的な理由を求められているようだ。


 正直に話した方がいいんだろうか?


 いやいや、そんなことしたら、余計に苦しむことになる。


 …考えろ考えろ


 

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