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雨上がりに僕らは駆けていく Part2  作者: 平木明日香
アナザーワールド
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第169話


 まじでそんなんじゃねーって。


 頼むから変な方向に話持っていくのやめてくれん?


 真面目な話してんだから。



 「アイツに会わんといけんのは確かや」


 「あーハイハイ。頑張って?」


 「真面目に聞け」


 「会ってどうすんねん」


 「…会って?いや、説明してもらうっていうか」


 「何を?」



 何を…って、そりゃ、今のこの状況を。


 何がどうなってんのかはわからないままだし、さや姉が言うように、この状況を招いてる原因は、アイツしか考えられない。


 そもそもどこに行ったんだよって話だが、それも踏まえて探さないと



 「一人で行けや」


 「え…?」


 「あんたの問題やろ?」


 「…いや、まあ、そう、…え?」



 …まあ、よくよく考えたらそうなのか?


 いや、これは俺だけの問題じゃないだろ


 だって、世界が変わってるんだ。


 そんなこと普通起こらないだろ?


 ここがどこなのか知らないが、千冬が普通に生活してるってだけで、とんでもないイレギュラーが起こってるわけだし…



 「ちなみにしつこいのは嫌われるで?」


 「せーやーかーら」


 「…でも、急に電車からいなくなるなんてな」


 「いや、私と2人だけやったけど??周りに女子高生なんておらんかったで?」


 「ほんまに??」


 「それこっちのセリフな?目を開けて世界が変わったって、無理がすぎるやろ」



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