表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨上がりに僕らは駆けていく Part2  作者: 平木明日香
ライバル
119/394

第118話


 「どゆこと??」


 「色々と複雑なんや。でも嘘やないで?」



 「嘘」じゃないと言われても…



 話の流れ的におかしくない?


 元々この世界には生まれてなかった?


 確かにそう言った気がするが、それをどう解釈すればいいのか…


 嘘とか嘘じゃないとか、それ以前にだな…


 俺には女の言ってることがわからなかった。


 一応考えてはみた。


 理解できるもんなら、そりゃ理解したいし。




 …が、しかし



 「…無理」


 「は?」


 「どう頑張っても理解できん」


 「頑張れ」


 「と、言われましても」



 逆に理解できるやついる??


 いたら連れてきてほしい。


 話でもなんでも聞くからさ?


 大体野球とその話がどう関係あるんだ?


 単純に質問してるんだから単純に答えてくれよ。


 謎解きしてるわけじゃないんだから



 「まあ、気持ちはわかる。せやから、この前わざわざ見せたんやって」


 「はあ」



 “力”のこと。


 現実離れしたあの「超能力」。


 確かに説得力はある気はする。


 未来から来たとか、「世界」がどうとか、そんなSFチックな言葉をさも当然のように言われても、普通じゃ到底理解できない。


 今ももちろん理解できてないんだけど、女が只者じゃないってわかってるだけでも、聞く側としては、聞こえてくる言葉の印象が全然違う。


 話がぶっ飛んでることに変わりはないが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ