第1話
時間が欲しいです...
ギラギラとした太陽から日差しが差し込む8月の10日。アイス屋を目指して歩き続ける二人の男女がいた・・・まぁ俺たちなんだけどな。
俺は斎場海翔、どこにでもいるような普通の高校生だ。
「海翔ー早くー!」そう快活そうな声で俺を呼ぶのは幼馴染みの「桜庭一華」だ。
流れるような黒髪に、パッチリとした目、ふっくらとした唇に華奢だが出るところは出ている。
学校でも1位2位を争う美少女と言われている。更には勉強もできて運動もできる・・・
天は二物を与えずとは言うが、ありゃ嘘だな。
「もー、遅いよ海翔ー」
「お前が早すぎるんだよ」
「だって早く行かないとアイス売り切れちゃうじゃん!」
「わかったから引っ張るなって」
そうやって町中を歩いていると、やはり一華に視線が集まる。「お、おい見ろよあの子、可愛くね?胸も大きいぜ。ちょっと俺声かけてこようかな」「でも隣にいるの彼氏じゃねぇの?」「なんだよ彼氏いんのかよ・・・まぁやっぱ現実はそんなもんだよな」
・・・幼馴染みってだけで彼氏じゃないんだけどな
やはり美少女の一華には下心が含まれた視線が集められ、その隣にいる彼氏でもない俺は嫉妬と殺意の視線が必然的に集まってくる。目立つって意味では美少女も損だな。
そう思ってる間に気づいたらもうついてたようだ。
「あ!海翔、アイス屋見えたよ!買ってくるね!」
「走って転ぶなよー」「はーい」
って俺はこいつの保護者か何かかっつーの。
一華がドーナツを買ってくる間、俺はスマホでニュースを見る。
交通事故で木住野竹音が死んだというニュースが目に入る。
「この辺で交通事故があったのか。これは家に帰るのが遅くなりそうだな」
「アイス買ってきたよー。はい、これ海翔の分ね」
「おう、サンキュー」
一華はピスタチオにしたようだ。ちなみに俺はバニラにした。
そしてアイスを食べ終わった俺たちはバスに乗り帰路につく。
「アイス美味しかったね海翔。また行きたいね」
「ああ、確かに美味かったな。あそこのアイスは当たりだったな」
口の中でとろける冷たい味。ふんわりとした甘さにバニラの香り。
ああいけない、思い出したらまた食べたくなってきてしまった。
「じゃあ私帰るね。またね海翔!」
「おう、またな」
やっぱりこういったなんてことのない日常が一番楽しいんだよな。
次はどこに行くかな。
・・・・俺は油断をしていた。なんてことのない幸せな日常がいつも続くと信じて・・・
やっぱり小説書くの難しいですね...
姿とか言葉だけで表現するのはなかなか難易度が高いです。しかも読者様に伝わるかがわからないと来た。
表現とか変なところあったらどんどん言ってください!