美歌(びか)
ここに描く 色、物に音 聞いて、見て 感じよ、これは 美しい歌。
虹が見え 光は集い 固まって 見えたのは縁 ダイヤモンドだ。
見るたびに その様変える 音楽だ。浮き彫りになる様は違えど。
街を出て 望むもの、それ 劇場よ 真黒の空に 星や踊れや。
歌くらい 聞きたいのにと すねてると 聞かせてくれる 朝、鳥の歌。
風が吹き 秋しみじみと 耽りこみ。紅葉を見ると 色が褪せてる。
サワサワリ 産毛の生えた その肌に 包むは匂い さっぱり甘味。
そのリンゴ シュリシュリと 噛み砕き。シュルリと次 口へ頬張る。
蝶の羽 目回し移る 虹色に 形は森と シャボンに思う。