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運動不足

「いててて…………」

 康生は大砲の残骸の中で尻餅をつく。

『全く。ご主人様はいつになってもドジのままなんですね』

「うっ、だってあんな空中移動、実験室じゃ出来なったんだよ……」

 AIに言われ康生はすぐに反論する。

 反論しながら康生はゆっくりとその場に立ち上がる。

「うん。でもこれで十分通用することが分かったからいいとするか!」

 康生は腕や体に身につけている装備を確認し、満足出来たように納得する。

『そんな事より今ここは戦場ですよ?油断をしてはいけません』

「分かってるよ」

 康生がそう言うと同時に周りから兵士達が集まる。

 康生を囲うように集まった兵士の数はざっと見て数百人。

「覚悟しろ!」

 兵士の一人が叫ぶ。

 そのかけ声と共に、まずは様子見と言わんばかりに複数の兵士が襲いかかる。

「AI。今の風力は?」

『まだまだ余裕です。が、体の方が鈍ってるので少しは運動してみたらどうですか?』

「うぅ……。確かにそうだな」

 AIの言うとおり、康生は最近の運動不足を思い出す。

「ごちゃごちゃとうるさいぞ!」

 とそんな康生の元に一人の兵士が剣を振りかぶり斬りかかる。

 AIとの会話中に攻撃され、完全に油断していた康生。

「ほっ」

 しかし康生は慌てる素振りを全く見せることなく、冷静に攻撃を見て、そして腕を動かす。

「なっ!」

 康生はあろうことか兵士の剣の側面を撫でるように触れる。

 剣はそのまま康生の体を横切るように振り下ろされる。

 その瞬間に康生の拳は兵士の鎧で覆われた体を捉える。

「はっ!」

 瞬間、いきなり拳のスピードがあがり兵士の鎧へと突き刺さる。

「ぐはっ!」

 拳は鎧の装甲を物ともしないように突き刺さる。

 すると鎧は一瞬のうちに粉々に砕け散る。

「よしっ!次!」

 兵士が一人吹き飛ばされたのを確認した康生は、他の兵士達に向かって拳を構えて叫んだのだった。

 兵士達はそんな康生を見て、警戒するように剣を構え直すのだった。

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