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気づけない二人
久しぶりの投稿です！
今回も短めのお話です！
1
どうして振り向いてくれないの？
彼のために努力して綺麗になったし、頭も良くなった。
それなのに彼は私の親友とばかりはなしている。
私とは目も合わせてくれない。
というか視線はしょっちゅう感じるが、私が彼の方を向き、目があっても即座にそっぽを向いてしまう。
そのたびに私はショックを受け、顔になにかついていないか、変な顔になっていないかを気にする。
だから、今日も彼の親友と彼と仲良くなるための作戦会議をする。
彼は何が好きなのか、趣味や特技を聞き、彼と仲良くなるために日々、作戦を練っているのだ。
……最近は何やらニヤニヤしながら話しをしてくるが。
2
なんで振り向いてくれないんだ？
彼女に釣り合う男になるため、体を鍛え、スポーツ万能にし、頭も無理やりよくした。
それなのに彼女は俺の親友とばかりはなしている。
よくボーッとしつつ彼女を見つめていると、たまにこっちを見てくることがあるから、急いで目を背けるが、それがマズいのか？
そのたびに見てたことがバレてないかドキドキしつながら、また、彼女の方を見つめるのだ。
だから、今日も彼女の親友と彼女と仲良くなるための相談をする。
引かれない程度に彼女の情報を聞き出し、仲良くなるためにどうすればいいのか彼女の親友と話し合うのだ。
……最近はなにやら呆れつつ話しをしてくるが。
3
「「どうして振り向いてくれないんだと思う！？」」
((どうして気づけないんだろう？))
と彼の親友は笑い、彼女の親友は呆れるのだった。
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