探偵部の日常
第1話 探偵部の日常
時刻は放課後。
あの日もいつもと同じように誰もいなく静まりかえった空き教室で本を読んでいた。 一見ただの暇を持て余せた高校2年生の暇つぶしと見えるかも知れないが、これは、れっきとした部活動だ。
そう僕こと高校2年生の如月新稲は、探偵部をやっている、(もちろん学校非公認で)高校2年生にもなってそんな中学生が考えたライトノベルのような事をやっているのだ、当然親及び学校の先生たちは、僕のことを完全に見捨てている、 それでもこの活動に支障がない理由はおおよそ見当がついている、 僕の成績が学年1位だからだ、学業に支障が出ていないため、先生達は、止めるに止められないのだろう、そして最大の理由は、この学校に入学して約2年、1年の半ばから始めた探偵部に未だに依頼がきていないのだ。
中学生の頃は、他に仲間もいて、ちゃんと学校公認で活動できていた、それが高校に入って見て驚いた、探偵部なんてものは存在しないどころか、作ろうとしても誰一人興味を示さないのだ、それで僕は、高校の部活紹介の掲示板に自家製の探偵部ポスターを貼ったのだ、しかしそれがまずかった、生徒会にバレて先生達に怒られてしまい入学からはや3ヶ月ほどで無事変人としてのレッテルが校内全体に轟いてしまった、そのおかげで探偵部をやっている僕の存在はうまく校内に宣伝できたのだが、それ以来、誰も僕に関わろうとはしなかった。
そして毎日のように放課後に誰も残っていない空き教室を見つけては、そこで読書をしながら、依頼を待つ。そんな日々が続いていたのであった。
「今日も誰もこなかった、、、」そんな一人言を漏らしながら最終下校時刻が近くなったため本を閉じ、教室を出る準備をしていた。そしたら教室の扉がガラッと開く音がし、扉の方に目を向けてみると1人女子生徒が立っていた。
「て、なんだ、翼か」
「なんだってなによ‼︎」
そう彼女は、当然、以来主ではない。
幼稚園の頃からの幼なじみ。
黒沢翼は、幼稚園、小学校、中学校、高校と僕と同じだったのだ。
僕にとって唯一の友達であり、親友だ。家も近所ということもあり、僕の起こしたあの掲示板事件を知り、心配して、クラスが違うのにも関わらず一緒に登下校をしてくれるようになったのだ、
「今日も依頼、こなかったんだね」
「今日だけだったらいいんだけど、あいにく毎日きてないんだよ」
こんな途方も無い会話をしながら翼とともに学校から帰る、そんな日々が長らく続いていた。これが活動を始め、早1年探偵部の活動内容となっていたのだった。
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