1/2
如月新稲というか僕について
第0話 如月新稲というか僕について
まずあの一連の事件を語るにことについて、少し僕にも心の整理をする時間が欲しい。 結局あれは、僕が僕であったがゆえに起きた、そういう一連の事件だったのだと思う。
一連の事件。 そう軽快で迂闊に表現してしまったもののどこからどこまでが始まりで終わりなのか、もしかしたら今でもなを、終わっていないのかもしれない結局、僕は僕の視点からでしか事件を観測することしか出来ないし他の人からあの事件がどう見えていたかなんてわかりさえもしない、今回僕は、傍観者としてあくまでも事件を解決できたが、もしかしたら、自分が加害者側になっていたかもしれないし被害者になっていたのかも知れない、自分でも心の整理がついていないので念のため最初に宣言しておこうと思う、この物語はハッピーエンドでは終わらない。みんなが不幸になる事で終わりを迎えた。一刻も早く記憶から消し去ってやりたいのだが、二度とこんなことが起こらないようにここに記しておこうと思う、前置きが長くなってすまない、
さあ語り始めよう不の物語を