ベルシト、十文字一二三、芦屋廬山、他(^^)
ベルシト・ヴァルクア
簡易プロフ
ベヘモス軍残党。
血肉を喰らい、放火、人殺しを好む豪傑。
人喰いベルシトとも呼ばれる。
生まれつき口が大きく、歯と顎が発達しており、一噛みで筋骨隆々とした大男の胴体ですら容易く噛み砕く。
筋力も異常に発達しており、時速120Kmで突っ込んでくる装甲車を微動だにせずに受け止めたり、ロックされたZWのコクピットハッチを容易くこじ開けてしまう程の怪力を持つ。
俊敏さも次元が違うものを持っており、常人には到底真似のできない動きをする。
生身の戦闘力は人間兵器の域に達しており、訓練された兵士千人に匹敵するという。
ZWパイロットとしての技量は芦屋廬山や一二三と互角以上であり、第一次極阿上陸作戦では唯一無傷で上陸に成功し、陸戦型エルグリムでラバンのリグイース改と神楽坂のリグイース改と壱岐、森本、咲耶の甲型紅花を同時に相手して圧倒し、咲耶を喰らう寸前まで追い込んだが、狭山と小諸の横槍が入り、直後に駆けつけた桂川の夜光によって撃退された。
乗機を失った後はクレージュや廬山らと共に極阿シティに潜伏し、極阿シティの人々を殺して血肉を貪っていた。
避難中の浅野皐月を捕らえて浅野結依菜と九条柊の目の前で喰らい、目撃者の二人を常人離れした動きで執拗に追いかけたが、加賀崎甚弥と統弥と光牙、綾一、クナト、ミィナ、クレス、椿に阻止された。
その後も人混みや闇に紛れて襲いかかったり、白昼堂々と襲いかかるなどして、遂に柊と結依菜を捕らえたが、結依菜が対ベルシト用に持っていたバウモ・ウイルス振動波を作動させると、ベルシトは振動波に乗って転移してきたバウモ・ウイルスに侵されて身体の至る所に異常が発生した。
両目が破裂し、全身の皮膚が裂けて筋組織が炸裂した触手の様な状態になってでも二人を喰おうとしたが、救援に駆けつけた光牙と統弥に撃退され、グルクの手の者に捕らえられて強制連行された。
バウモ・ウイルスの感染から治療が大幅に遅れた為に身体の半身が機能しなくなり、グルクに紹介された闇医師によって抗体処理を施されて両目に高性能義眼を移植され、半身が動く様にも処置されたが、バウモ・ウイルスが対バウモ・ウイルス抗体をも取り込んで再び侵食を開始して脳の一部を乗っ取った為、全身の制御が難しい状態になってしまった。
しかし、ベルシトの常人離れした強すぎる生命力がバウモ・ウイルスのこれ以上の侵食を許さず、生き長らえている。
戦後に海賊を殺して喰っていたところを廬山や一二三らによって回収され、クレージュらと連携して各地で抵抗を続けていたベヘモス軍残党の代表者を皆の前で食い殺し、抵抗する者たちを残らず殺して軍勢を乗っ取り、広範囲に及ぶテロ活動を行った。
伸び放題の茶髪、左側頭部にはバウモ・ウイルスに侵されてできたサボテンの様な瘤、右眼には普通の眼球と変わらない高性能義眼、左眼には高感度センサーを内蔵した多機能型の義眼を付けており、そちらは熱線を放ったり高電圧を放ったりも出来る。
主な搭乗機は陸戦型エルグリム、ガロツⅡ、ラシュハ、ピレリハ、ラフェンクル・レプリカなど。
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十文字一二三
簡易プロフ
ベヘモス軍残党。
前大戦では最初から最後まで極阿軍と戦った豪傑であり、陸戦型エルグリムで極阿の猛者達が乗るZWを屡々圧倒した。
しかし、極阿防衛戦で桂川純子が操縦する夜光には終始劣勢を強いられ、撤退したところを神威善一の甲型紅花の日本刀型プラズマ・シュナイダーで搭乗機を一刀両断にされた。
第一次極阿上陸作戦ではルマード・ヴァッセルの空城の計にはまって深入りしてしまい、艦隊が極阿の急激な干潮の影響を受けて多くが浅瀬に乗り上げてしまい、飛び立ったZW隊も多くが狙い撃ちされて撃墜された。
第二次極阿上陸作戦では狭山と小諸の甲型紅花を撃破し、神楽坂のリグイース改を大破し、森本、咲耶の夜光と弓菜、巽、輪廻のネティウスを相手にして技量差を見せつけたが、当時傭兵をしていたハルツィスが搭乗するガロツⅡには防戦一方になり撤退を余儀なくされた。
善一死後の極阿騒動に介入し、芦屋廬山と連携して神威百一を追い払うが、百一の妻の綾音を説得するが逆に論破されて手こずり、その間に潰走した極阿軍を纏めて態勢を整えた百一の逆襲を受け、シィル・エドベザルらの離反に動揺した仲間達が退散してしまった事で、撤退を余儀なくされた。
政府軍の後詰めを受けて勢いを盛り返した極阿軍がベヘモス軍に決戦を挑むと、一二三はガロツⅡに搭乗して極阿に駆けつけ、浅野姉弟を相手にしたが、皐月を失って怒りを爆発させた弓菜と光牙の鬼気迫る戦いぶりと急速にNDへと覚醒していき、ネティウスの真の力を引き出していく二人に圧倒され、乗機を失って戦場から離脱した。
戦後は廬山やベルシトらと共にベヘモス軍残党と合流して説得を行ったが、ベルシトとクレージュが談合の為に集まった代表者達を殺害した為、説得に失敗して力尽くでベヘモス軍残党を掌握した。
その後は諸将をよく統制して各地でテロ活動を行った。
ベヘモス残党軍の中では比較的良識人であり、最大の苦労人。
ベルシト、クレージュの過激な活動とクレージュと廬山の対立に振り回されているが、なんとか調整している。
主な搭乗機は陸戦型エルグリム、甲型紅花、ガロツⅡ、ガロツⅡ改、裏愚椎冴、ガロツⅢ、後期型ガロツⅢなど。
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芦屋廬山
簡易プロフ
ベヘモス軍残党の一人。
丸くゴツい体型をしており、頭にバサラ髷を結い、顔には鬼面を模したマスクを被っている。
別名「灰の怨鬼」
本名はエイジア・ローゼンだが、表日本に滞在中に文化に染まり、自身の名を捩って芦屋廬山としている。
極阿からベヘモスに鞍替えした芦屋とは同名の別人。
温泉に浸かった後に滝に打たれながら瞑想するのを趣味とする。
刀剣類を好み、近接戦闘を最も得意とする剣客であり、その技量は極阿の剣士達にも劣らない。
普段は落ち着いた雰囲気を纏っているが、ZWに搭乗して戦場に立つと荒々しく凶暴な面が出る。
感情が昂ぶると暴走する癖があり、特にキーとなる人物と相対すると、抑えが効かなくなる。
ベヘモス戦争時は第一次極阿上陸作戦に参加したが敗退し、極阿外周部の休憩所で野宿生活を送りながら内情を探った。
極阿の雑木林の中を探索中、一人で鍛錬をしていた浅野光牙と出会い、彼に我流の剣技と戦い方を伝授した。
第二次極阿上陸作戦前に偶々警備に回っていた神威百一、村楯重彦と出会い、直感で侵入者と断定した百一と戦う羽目になるが、決着はつかずに行方を眩ませた。
それ以来、神威百一、村楯重彦を仇敵として見るようになり、それがやがて綾一、輪廻、シィルらにも波及して彼らを一方的に憎むようになった。
第二次極阿上陸作戦で陸戦型エルグリムに搭乗し、初陣の光牙のネティウスと戦って圧倒したが、パイロットが光牙と見るや、情けをかけて見逃した。
善一の死で極阿が分裂すると、兄・百一と敵対する神威善通に信任された事から、彼を支援する為に奔走するが、クレージュが善通を用済みとして殺害した為、善通の妻と娘である花梨を保護してクレージュの魔の手から守った。
それ以来、クレージュとの仲の悪さは決定的になり、足を引っ張り合うようになったという。
強者として敬意を払っていたハルツィスとの戦いや、好敵である神威百一との戦い、剣豪として名高い加賀崎甚弥との真剣勝負などで悉くクレージュに邪魔された為、クレージュに洗脳されたミィナに襲撃された光牙に助太刀したり、故意に楠木彌真奈と加賀崎紗綾にクレージュの動向を知らせて邪魔をしたりした。
極阿決戦前にはクレージュの脱出を散々妨害した後に決戦に参加して一二三の撤退を助け、善通の家族を保護して極阿から脱出させた。
戦後は一二三、ベルシト、クレージュらと共に各地で抵抗するベヘモス軍残党と合流して説得に当たったが、ベルシトとクレージュが談合の為に集まった代表者達を殺害した為、説得は徒労に終わった。
その後もクレージュへの妨害は続き、政府軍や極阿残党とは交戦しつつも、密かに政府軍のジャウキルや衛連のハルツィス、極阿の輪廻達にクレージュに関する情報を流しており、クレージュの行動を筒抜けにさせていたという。
主な搭乗機は陸戦型エルグリム、グゾノ、夜刀集、夜刀集改など。
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ディスネル・クレージュ
ベヘモス軍残党の一人にして傭兵兼殺し屋。
返り血を浴びたかの様な真紅の塗装をした専用のZW・ヘルヴァイースに乗る。
実体を消して影のみになる異能を持ち「影の死神」などともいわれる人物。
ベルシト・ヴァルクアとは仲が良いが、十文字一二三、芦屋廬山とは仲が悪い。
極阿防衛戦ではゲート点検中の作業用ZWを全機一刀両断にしてゲートを破壊し、味方を招き入れて極阿第八区画に侵攻した。
その後は裏で活動し、破壊工作や諜報の他、極阿軍総帥・神威善一の暗殺、強力な支援者の一条房彦や安芸国繁を襲撃し続けて支援を妨害し、神威百一と善通兄弟の仲を裂いて内部分裂を誘発し、分裂後は用済みになった善通を殺害。ジャウキルの手の者を騙ってハルツィスを襲撃し極阿から去らせ、百一の朋友である村楯重彦が厄介と見るや妻を殺害し、更に虚実入り混じる噂を流して重彦と輪廻の仲を裂いた。次にミィナの父母を殺害して動揺するミィナを洗脳して光牙を襲撃させ仲を裂いた。次はクナトの父・ルマードを暗殺して悲しむクナトを誘導し、恩師を狙撃させて同士討ちを誘発させたが彌真奈に阻止された。彌真奈への報復の為に彌真奈とは不仲だった九条夫婦を暗殺して彌真奈が暗殺したとの風聞を立たせ、さらに加賀崎甚弥、龍弥親子を暗殺して洗脳した極阿市民達に彌真奈を襲撃させて犯人に仕立て上げたが、紗綾に看破されて逆襲を受けて逃亡した。
政府軍が戦争終結の為に本腰を入れてくると、いち早く極阿から脱出して決戦から逃れた。
戦後は廬山、ベルシト、一二三らと共にベヘモス軍残党を乗っ取り、広範囲にわたるテロ活動を行った。
しかし、極阿軍から執拗に足取りを追われており、表裏陰騒動の隙を突いて旧極阿シティに迫ってきたところを極阿軍の待ち伏せに遭い、輪廻の計略に嵌って第八区画跡地に落とされて軍の動きを封じられ、そこをクレージュに殺された人物の遺族達の執拗な猛攻を受けて軍勢は壊滅し、腹心の部下達は椿、クレス、ミィナによって次々と殺され、彼女自身はヘルヴァイースで逃亡をはかるが、復讐に燃える綾一、クナト、統弥に追いつかれ、三人の猛攻を受けてヘルヴァイースが中破し、綾一の裏愚椎冴に組み付かれて「特攻玉砕システム」を発動させられて乗機のヘルヴァイース共々爆発に巻き込まれたが、影になって難を逃れる。
しかし、直後に統弥の剣技「影取り」を受けて実体を捉えられ、そこをクナトに狙撃されて絶命した。
主な搭乗機はヘルヴァイース。
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