ハルツィス、アルマ、グルアス、リーオン、シリング他
ハルツィス・A・永戸
簡易プロフ
衛連の指揮官で白鷹の艦長も務める人物。
衛連と政府軍が戦争状態に突入した際に行われた月面決戦(月会戦とも)で衛連に奇跡の逆転勝利をもたらした人物でもある。
年齢は36歳。
衛連での階級は中佐。白鷹を中核に衛連標準艦二隻と衛連重巡洋艦と衛連快速補給艦からなる「銀の艦隊」と、傭兵時代から使っている量産型凶人艦を中心とした「黒の突撃艦隊」を率いる将でもある。
渾名は「白い禍星」「銀狼」「白の獅子」など。
ガロツⅢやクラネオンⅢ、イズロツ等の超高性能ZWを難なく乗りこなし、鬼神の如き戦いぶりを見せるエースパイロットだが、生身の兵士としても非常に優秀で、素手でフル武装した特殊部隊の戦闘員達を瞬く間に片付けてしまうなど、その戦闘能力は並外れている。
RCの一人であり、強化や調整無しでNEON適性と思念波動能力と空間認識能力を兼ね備えている他、高位のネオン系ZWに搭乗可能で思念波駆動システムを使っての思念波障壁の展開や、同システムを搭載した複数の無人ZWを思念波で制御して自在に操ることも可能。
普段は落ち着いた物静かな性格だが、内側は豪胆にして勇猛。戦場に出ると静かに熱く激しくなっていく。
衛連の中では数少ない武人型の人であり、自ら先頭に立って戦い、味方を鼓舞する。似た武人型の人物である張世龍やセブン・セイバーズのモルガらとは親しいが、衛連の保守派とはソリが合わず、足並みを乱される事も屡々。
アルマやグルアスら次世代のRC達の兄貴分的存在であり、彼等の保護者兼監視者でもある。
外見の特徴は銀髪長身、右頬の古切り傷を始めとする身体の前面に古傷があり、顎には無精髭がある。
主な搭乗艦は白鷹、白鷹改、量産型凶人艦など。
主な搭乗機はハルツィス専用ガロツⅢ、クラネオンⅢ(白)、ハルツィス専用イズロツ、ラーヴェスなど。
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アルマ・レキーネ
簡略プロフ
衛連のZWパイロット。
ハルツィスの部下で次世代型RC部隊の一員。
年齢は17歳。
階級は少尉。
白鷹のRC達の中で最も実力のある人物。
先天的に調整を受けており、ある計画の下で強化を施されている為、生身でも高い戦闘能力を持つ。
第五世代型RCであり、生まれつき思念波動能力を有するが、過去のRC暴動事件の教訓からか思念波自体は微弱になるように調整されている。
調整による影響か、強力な思念波動能力者と相対すると、思念波干渉を引き起こしてしまい、相手に思念を読まれてしまうなどの欠点もあるが、それでも並のパイロットには扱うことのできない思念波動制御兵装を使いこなせる位の思念波動能力がある。
幼い頃からハルツィスと面識があり、今では崇拝と恋慕に近い感情を持っている。
その影響からか、ハルツィスの思念波動とは相性が良く、条件さえ揃っていれば通信機を使わずに意思の疎通が可能である。
光牙には終始劣勢を強いられ続け、弓菜と巽と輪廻には一蹴され、綾一らにも苦戦するなど、パイロットとしての腕には疑問符がつくが、これでも手練れの精鋭兵を圧倒する凄腕のエースパイロットである。
裏日本戦では綾一の夜刀集弐型にシールドを使わせ、加賀崎統弥の夜刀集弐型の斬撃を見切って反撃するなど善戦したが、綾一らの連携攻撃「極阿の嵐」に翻弄され、乗機が損傷して帰投した。
主な搭乗機はガロツⅢ、イズロツ、ラーヴェスなど。
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グルアス・ザナヤ
簡略プロフ
衛連のZWパイロット。
年齢は18歳。階級は准尉。
ハルツィスの部下で次世代型RC部隊の一員。
白鷹のRC達の中で戦闘能力が最も高いが、思念波動能力に異常が見られたので不適合者の烙印を押された人物。
性格は少々粗暴で熱くなりやすいが、直感と危機を察知する能力に優れており、様々な場面に対応出来る器用さも持つ。
月面での窮地をハルツィス達に救われており、いつか恩に報いたいと考えているが、アルマやシリングが絡むと少々落ち着きを失うようである。
因みにアルマに片思いしているが、アルマには相手にされていない。
光牙達には終始劣勢を強いられているので、パイロットとしての腕には疑問符がつくが、他の戦いでは敵を圧倒している辺り、エースパイロットといわれるくらいの腕はあるようである。
クナトとは因縁があり、裏日本戦ではクナトの夜刀集弐型を執拗に狙って狙撃を妨害したが、綾一、統弥、クナトが交互に攻守を受け持ちながら臨機に軸を交代し、荒れ狂う嵐の様に激しい攻撃、構えだけを見せて攻撃せずに牽制、動きを見切っての迎撃と防御をローテーションで行う連携「極阿の嵐」に翻弄されて乗機を損傷し、帰投した。
主な搭乗機はガロツⅢ、イズロツ、ラーヴェスなど。
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リーオン・サクリス
簡略プロフ
衛連のZWパイロット。
年齢は18歳。階級は准尉。
ハルツィスの部下で次世代RC部隊の一員。
白鷹のRCの中では分野を問わずに対応でき、実力もそこそこ優秀だが、反対に特化した部分がない。
敵を作らない性格と分野を問わないオールマイティな所が買われ、白鷹隊のなかでは唯一、エリートコースを歩んでいた。
ZWの整備に心得があったので、手が足りない時は自分や同僚のZWの整備と修理をやっていたが、開戦前に同僚が起こした事故で損傷したガロツⅡを修理するハメになったり、回されるはずだったガロツⅢが乗機の破損を理由に同僚に回された上にボロボロにされたり、それに搭乗して味方を援護する事になったりと貧乏くじを引くことが多かった。更に開戦直前には月に送られて月面の戦いに投入されて窮地に立たされるなど、少々運が悪い。
月面での戦いの後はアルマ、グルアス、シリングと親しくなり、行くあてのないグルアスとシリングを白鷹隊に入るように進めたり、自ら衛連高官と交渉してグルアスとシリングの処遇をハルツィスに委ねるように根回ししたりしている。
白鷹隊では、ハルツィスやアルマの副官的な存在であると同時にグルアスとシリングの抑え役でもある。
パイロットとしての腕は確からしいが、光牙達との戦いではいいところがなかった。
裏日本侵攻戦では神威綾一らの連携攻撃である「極阿の嵐」に翻弄され、乗機が損傷して帰投した。
主な搭乗機はガロツⅢ、イズロツ、ラーヴェス。
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シリング・ノーティエ
簡略プロフ
衛連のZWパイロット兼、白鷹の臨時艦長。
ハルツィスの部下で次世代型RC部隊の一員。
年齢は15歳、階級は准尉。
ZWの適性と非常に高い操舵技術を持つ、白鷹隊の操舵手でもある。
月面での戦いでは余り活躍できなかったが、戦後に投降した敵艦を接収した際、その艦の操舵手が逃亡した為に彼が操舵を代行。
マニュアルに目を通しただけで艦を容易く操舵してみせた。
白鷹に配属された時は、ベテランの操舵手でも構造理解と慣熟航行に二週間はかかるといわれた白鷹の操舵に対し、舵を握り、マニュアルに目を通しただけで白鷹を自在に操ってみせ、周囲を驚かせた。
政府軍と戦った時は、天才的な舵さばきと的確な迎撃で敵の攻撃を回避し続け、白鷹を無傷で合流地点に移動させた。白鷹を囮にして敵を誘き寄せつつ、追撃してきたテイロン隊や他の艦隊に対して先制攻撃して追撃を鈍らせ、敵の足が鈍った隙をついて艦隊を退避させて自らも出撃するなど、大胆な面もあるが、肝心のZW戦では良いところが無かった…。
裏日本戦では政府軍ZW隊を圧倒する能力を見せつけたが、後に迫ってきた光牙達と交戦して劣勢を強いられ続け、激戦の中でクナトに狙撃されて被弾し、帰投した。
エール発掘現場付近の戦いでは白鷹の自動迎撃で敵別働隊を瞬く間に片付け、沖縄防衛戦では白鷹の機動性を生かして砲撃と誘導ミサイルを悉く回避し、反撃の共振粒子砲の三連斉射で敵艦隊の艦砲射撃ごと鉄壁の防御性能を持つ熊本級重巡洋艦の特殊装甲と対エネルギーリフレクターを貫通、火力の高い鹿児島級重巡洋艦の艤装を打ち抜き、大破に追い込んでいる。
グルアスとは兄弟の様に仲が良く、また仲が悪くもある。
主な搭乗機はガロツⅢ、イズロツ、ラーヴェスなど。
主な搭乗艦は白鷹、衛連快速艦など。
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ルーシャ・エルフィン
簡易プロフ
白鷹隊の電子戦担当の一人。
元政府軍特殊部隊のサイバーレンジャー。
月面決戦で味方に見捨てられて孤立し、ハルツィスの降伏勧告に応じてそのまま彼の部下になった。
年齢は17歳。階級は少尉。
白鷹隊の中ではリーオンとシリングも電子戦を担当する事があるが、技術や知識は彼女程ではないらしい。
浅野結依菜とはこちらでは好敵手同士。
鳥羽輪廻曰く「そこそこ優秀」
高坂瑠璃亜曰く「雑魚よりはマシ」らしい。
パイロットとしての腕前もアルマ達に劣らないものを持っており、境界瘴気の濃い所ではEWAC機能と電子戦能力に特化したガロツⅢに搭乗し、影からサポートをすることも多い。
主な搭乗機はガロツⅢ、量産型イズロツなど。
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エイル
簡易プロフ
白鷹隊の一員とみられる存在。
年齢不詳。
シリング達よりも年少なのは確実。
アルマに似た容姿をしているが、血縁関係は無い。
ハルツィスの操縦するイズロツにノーマルスーツ無しで乗り込んでいたり、その後の戦闘でハルツィスの戦いぶりを観察し、戦闘が終わっても一切の不調を訴えなかったりと、常人よりも強靭な身体を持っていると思われる。
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