ヤツレイ、ラケスティヲ
ヤツレイ・ウェ・クオン
簡易プロフ
テイロン隊のZWパイロット。
身体の年齢は13歳。
古代人の夫婦の遺種から生み出された人物のクローンで、クオンタイプのレプリカにあたる。
聖戦終結の一因であるNEON計画の影響下にある生命であり、生まれつきNDであり、凡ゆる次元に蔓延しているバウモウィルスの影響を受けない。思念波動能力も持っている他、身体の各所に存在する特殊な器官で数多の電気を同時に制御して敵を撹乱したり、他のNDとの意思疎通を図ることもできる。
身体機能や戦闘能力も歴戦の強者を凌駕しているが、声帯がなく発声が出来なかったり、食費も常人を凌駕しているなどの欠点も持つ。
性格は大人しく、素直だが、戦闘中は敵に冷酷な面も見せる。
月のとある施設に居たが、凶人一家の襲撃を受けた際に保護され、そのまま一家のお世話になっていた。
凶人一家が火星圏と木星圏の決戦に割り込んで強引に仲裁した後には、凶人本人と一家の重鎮達から送り出されて地球圏に降り立った。
陰世界の遠野八玲とそっくりの容姿をしていたり、互いに何かしらの影響を受けていたりしているが、今のところ関係は不明。
主な搭乗機はラケスティヲ・ツヴァイ、ネオンプラス5型、量産型クラネオンⅢ、サフィニオンなど。
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形式番号…YWZW-23-Zwei
機体名称…ラケスティヲ・ツヴァイ
頭頂高19.663m
重量62.8t
武装
22㎜側頭部レーザー砲×4
超高速射式ショット・トマホーク
トマホーク型ハイブリッド・ライフル
スティヲ・リペア・アーム×2
ツイン・レーザー・ブレード×2
肩部ホーミング・レーザー砲×4
対ビット兵器用VA
アサルト・ビット・モジュール×8
簡易プロフ
凶人一家及びテイロン隊のZW。
元々は聖戦の終わりに大破して月のレクーゼウに落下したラケスティヲを月の古代種研究機関が回収して保管していた機体。
ヴェルカの雇用主であったヘルベルト・フォン・ゼヴァージがヴェルカの遺体と共に遺品として本機を買い取り、ヴェルカ・クオンの実戦データを参考にし、当時最高峰の技術を駆使して開発されていたガロツの技術を流用して総合強化・改良を施した。
ヘルベルトの死後は彼の朋友でもあった柘榴博士が二人の遺品として受け取り(強奪?)、ヴェルカの弟分でもあるヤツレイの為に更なる改造を加えたという。
スティヲ系ZWであるが、設計の段階で元々相性の良かったネオン系ZWの特徴であるVNFSを搭載しており、外観こそスティヲ系ZWではあるものの中身はネオン系ZWで操縦系統はガロツ系ZWという複雑な機体である。
ベース機は聖戦最後の人類間戦争の最終局面にて投入されたが、漸く実験段階に入ったところであり、コクピット周りと頭部以外は試作型のままで、調整も満足に行えていない上に各パーツや武器もエルグリムとスティヲのものを流用しているという状態であり、どう見ても未完成だった。
本来ならば大気圏内でも運用できる汎用性の高い機体だったが、戦局の悪化に伴う経済悪化などが原因で回される筈だった予算や部品等が全て無くなり、止むを得ずに大気圏内用の装備を全てオミットし、廃品の再利用の名目でかき集めたパーツを使って開発を進めた結果、宇宙空間用の機体として完成したが………。
大戦後に度重なる改良を受けて大気圏内での運用が可能になり、更に単体飛行が可能になった他、VNFSを取り入れる事で驚異的な汎用性と追従性を得ている。
ガロツⅢやクラネオンⅢなどの機体と比べても遜色ない性能を持つが、部位毎に異なる技術を使用している上にベース機が完成を急がざるを得なかった事情もあって、VNFSを導入しても整備性の悪さはカバーしきれず、事実上のワンオフ機になってしまっている。
しかし、本機の存在は後のネオン系ZWとイオーリス系ZW、ガロツ系ZW、スティヲ系ZWの技術を結集・統合させた新たなZW…ラーヴェスの開発に大いに貢献している。
ベース機の武装は22㎜側頭部レーザー・ポッド、射出可能で接近戦でも使える斧型のハイブリッド・ライフル、腕部を失ったり、故障した時に即座に交換可能で、隠し腕としても機能するスティヲ・リペア・アーム、大出力レーザー・ブレードのみだったが、改造を重ねる内に武装も変化し、22㎜側頭部レーザー・ポッドが4門のレーザー砲になり、斧型のハイブリッド・ライフルはより大型化して実弾とレーザーの撃ち分けが可能になった上に威力もエネルギー効率も大いに上がったトマホーク・ハイブリッド・ライフルになり、スティヲ・リペア・アームは交換した後も多関節型隠し腕として機能するように改良され、大出力レーザー・ブレードは、威力が増した上にエネルギー消費を大幅に抑えたツイン・レーザー・ブレードに換装、肩部にはホーミング・レーザー砲を追加、腕部にはスクィーズ兵器も追加し、更には柘榴博士によってND対応のアサルト・ビット・モジュールも追加搭載された。




